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アフリカニュース

Category "News" の記事一覧

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ガーナ独立50周年

3月6日、西アフリカのガーナ共和国が独立50周年を迎えた。ガーナは1957年の3月6日、サブサハラアフリカで初めて旧宗主国から独立し、独立運動を指揮したエンクルマ(Kwame Nkurumah、なおンクルマと表記されることもある)が初代首相(後に大統領)に就任した。ガーナの独立は、以後のアフリカ諸国独立の大きな契機になった。

独立50周年を迎えた今回の独立記念日には、首都アクラで式典が盛大に開かれた。また、パレードも行われ、ヤシの木や電柱、タクシー、中には頭にまで国旗を掲げるなど、盛大な式典になった。しかしながら、お金のムダ使いだとの指摘もあったほか、依然として大きな貧富の差がある事に対し、不安を持つ国民も中にはいた。

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中国国家主席 アフリカ8カ国を歴訪

1月30日から2月10日の期間、中国の胡錦濤国家主席は、アフリカ8カ国(カメルーン、リベリア、ザンビア、ナミビア、南アフリカ共和国、モザンビーク、セイシェル)を訪問した。昨年11月の「中国・アフリカ協力フォーラム」に続き、アフリカ諸国における中国の存在憾がますます大きくなりつつある。中国側にとっては、資源・エネルギー確保や国際政治上の優位性の観点から、アフリカを最重要地域としてとらえており、アフリカ諸国の対中債務の免除や、支援・協力事業の拡大を積極的に推し進めている。

胡国家主席の訪問地のひとつであるザンビアでは、中国初となる「アフリカ経済貿易協力区」が設立された。これは、中国とザンビアの経済、貿易協力を強化することと、両国の友好を促進することが目的とされており、8億米ドルもの投資が見込まれている。

また南アフリカ共和国では、胡国家主席が「調和のとれた世界をつくるために、中国とアフリカの結束と協力を高める」ことをテーマに、プレトリア大学で講演を行った。胡国家主席はムベキ南アフリカ共和国大統領とも会談し、政治的中立な立場と戦略協議、2国間の経済協力と貿易、外交協議を通じた調整と協力を推進することが同意された。

そのほかカメルーンやモザンビークなどでも、支援、援助に関する行事が催された。

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ソマリア内戦再び劇化

アフリカの角とも呼ばれている東アフリカのソマリアで、再び戦闘が激化している。暫定政府とイスラム法廷会議との間で長年対立していたが、勢力を拡大させているイスラム法廷会議に対して、エチオピア軍が空爆等の攻撃を行うなど、地域紛争、国際紛争につながる可能性が出てきた。

1991年のバーレ政権崩壊後、15年以上中央政府が無いこの国で、2004年に暫定政府が発足した。しかし、暫定政府とイスラム法廷会議十間で対立関係が続いており、イスラム法廷会議が06年6月に首都のモガディシュ※を制圧。イスラム法廷会議は、その後もソマリア中南部で勢力を広げ続けた。

このままでは、イスラム法廷会議がソマリア全土を支配することを近隣諸国は恐れ、06年12月24日、隣国エチオピアが、ソマリアに対して空爆を行った。また、エチオピア軍とソマリア暫定政府との連合軍が、イスラム法廷会議の拠点を次々に制圧し、1月1日に中南部を支配下に置いた。だが、イスラム法廷会議側は抗戦を誓っており、ゲリラ戦が行われる可能性がある。

暫定政府の入った首都モガディシュでは、治安の悪化、エチオピア軍の駐留などで、住民は不満を唱えている。

(※ソマリアの首都の名前は、他にモガディシオ、モガジシオと表記している文献、資料などもある。)

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ブードゥーの祭典

ベナンでは、毎年1月10日はブードゥー(英語でVoodoo、仏語でVaudoun)の日で祝日であり、この日伝統宗教(ブードゥー教)の指導者と信者たちは、ベナン南部の町ウィダ(Ouidah)でブードゥーの日を祝った。
ウィダの海岸に建立されている「帰らずの門」のモニュメント付近では、異なる宗教の団体が、歌や踊りを競い、力強さを表現した。また、祈りと儀式の後には、黒いヤギがいけにえとして捧げられた。

Q. ブードゥー教って何??

ブードゥー教は、主にアフリカ系黒人が多数を占めるハイチ、あるいはカリブ諸島やアメリカ合衆国南部の黒人間で信仰されている宗教として有名だが、ブードゥー教の発祥地は、現在のベナン共和国であるとされている。西アフリカ発祥の宗教がカリブ諸島やアメリカで信仰されているのは、奴隷貿易によってもたらされたからである。

現在ベナンでは、キリスト教やイスラム教を信仰しているも者が多いが、ブードゥーの信仰や文化、慣習などは、ベナンの人々の間で根づいている。

ブードゥーの信仰や文化は、自然や生活の中から生まれたものである。ブードゥー教には、およそ800もの神がいると言われている。また、ゾンビ伝説の起源も、この宗教である。
ベナンを訪れると、時々ブードゥーの神様に変身した者と、その一行を見かけることがある。ベナンを訪れる機会があれば、もしかしたら彼らと出会えるかもしれない。

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報道の自由度、ベナン23位、ナミビア26位 (2006.10)

ジャーナリストを守るNGOの「国境なき記者団(本部、パリ)」が今月発表した「報道の自由度指数」で、ベナンが23位となり、アフリカで最も報道しやすい国と評価した。アフリカ内2位と3位はそれぞれ、ナミビア(全体で26位)、モーリシャス(全体で32位)だった。04年の指数では、南アフリカが26位で、アフリカ内1位。ベナンはその次の27位、アフリカ内で2位だった。05年では、ナミビア、キプロスと並んで25位。ナミビアと並んでアフリカ内1位だった。

また、今年はガーナの順位が、昨年66位から34位と飛躍的に上昇した。ガーナメディアに対する経済状況は依然として困難な状態にあるものの、他の権力者や権威集団からの危険にさらされなくなったことを評価している。

ちなみにこの指数で、日本は51位、アメリカは53位、ロシアは147位と、主要先進国の中で報道しにくい3カ国となった。

さらに、エリトリア(166位、アフリカで最下位)、トルクメニスタン(167位)、北朝鮮(168位、全体で最下位)がワースト3とされた。エリトリアは、5年以上無実の罪で投獄されたジャーナリストが数名いたことが、トルクメニスタンは、ニャゾフ大統領に対する批判的な報道を抑圧したことが、北朝鮮は、金正日総書記が継続してメディアをコントロールしていることが、それぞれこのような順位になった要因とされている。

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