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NPO法人IFE

日本語教師の窓

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お便り 43 - 2月後半

山下先生 編

2月15日(日)「長い1日が終わって…」

毎週日曜日は1週間で一番長い1日。そんな1日が終わり疲れた体を癒してくれるものはないかと思っていたとき目に留まったDVD… それは「天才たけしの 元気がでるTV」 何年ぐらい前にやっていたテレビ番組でしょうか。なつかしさと、私が大好きな高田純次さんが出演していたのを思い出し早速見ました。た けしさんはじめ出演者が皆若く、「へえー、このひとはこんなだったんだあ」と思いながら懐かしく見ていましたが、高田さんはそんなに変わっていませんでし た。常々高田さんの頭の回転の速さに感心し、「私も高田さんのようになりたい」と思いつつそれは叶わないことですが、

久々に腹の底から笑うことができました。

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お便り 42 - 2月前半

山下先生 編

2月1日(日)「ホテル ルワンダ」

今日もいつもの日曜日同様、朝から夜までクラスが続き、最後のOPクラスが終わった後はくたくた。夕食を食べた後リビングでボーッとNHKを見ていまし た。気がつけば午前0時少し前。疲れていたので普通であれば「もう寝るか」というところですが、どういうわけか今日は「まだ寝たくない!」と思いDVDを 物色し始めました。そのとき目に付いたのが「ホテル ルワンダ」でした。このDVDは前任の成田先生が帰国する前に鬼頭先生、私の3人で見たことがあり、 とても印象に残っていました。

この映画はアフリカ中東部の内陸国ルワンダで1994年に起きた内戦を舞台に、ホテルの支配人の男性が家族や多くの人々を救ったというス トーリー。この映画がルワンダ内戦をどれだけ正確に描いているかはわかりませんが、アフリカにおける部族間の問題については考えさせられました。興味があ る方は是非見てみてください。

この映画をアフリカで見ると本当にリアリティーが感じられます。それと同時にここは何て平和なんだろう、とも思いました。

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お便り 41 - 1月後半

山下先生 編

1月16日(金)「年賀状」

今日は買い物の日。鬼頭先生は体調が悪く留守番。私とフィルメンさんとで出かけました。いつもどおり郵便局(私書箱)へ行くと友達から年賀状が届いていました。消印は12月30日。意外と早く着いたんだなあ。日本からは50円のはがきに20円の切手が貼ってあるので70円。ベナンから日本へはがきを出すと700CFA(約140円)。やっぱりベナンは高いなあ。

いまだに年を越したという気分ではありませんが、こうしたことの積み重ねで少しずつ新年を迎えたんだと認識しつつあります。

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お便り 40 - 書き初め

山下先生 編

1月15日(木)「書き初め」

きのうから上の方のクラス(A〜I、JK、L、Mクラス)の生徒に書き初めを書いてもらっています。年賀状を書いてもらったときもそうでしたが、生徒たち の個性が字に現れてなかなかおもしろいです。今回日本の皆さんにも紹介したくて生徒たちが書いた書き初めを写真に撮らせてもらいました。どうですか。みなさんなかなか良く書けているでしょう。

A~Iクラス アゴスさんA~Iクラス アムスさん

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お便り 39 - 2009年1月前半

山下先生 編

2009年1月1日(木)「元日」

皆様、新年あけましておめでとうございます

今年一年皆様方にとってよい年でありますよう、ベナンよりお祈り申し上げます

今年もどうぞよろしくお願い致します

新年を教会で迎えた私たちは午前0時半過ぎに教会を後にして、散歩しながらジャパンハウスへ帰りました。あまり新年という気がしなかったので「NHKで何かそれらしい番組(たとえば行く年来る年の再放送など)でもやってないかなあ」とテレビをつけましたが、やっていたのは「プロフェッショナル」でした。「何もこんなときにこんな番組を流さなくても…NHKも気が利かないなあ」と思いつつ、つい見てしまいました。30分ほど見ているといきなり電気が消え真っ暗に。新年早々停電。フィルメンさんが発電機を回してくれました。「プロフェッショナル」のあとは「クローズアップ現代」本当にNHK気が利かないなあ!

停電は30分ほどで復旧しましたが、テレビに見切りをつけベッドで横になりました。あたりで鳴る爆竹の音でなかなか眠れませんでしたがいつの間にか寝てしまい、目が覚めると朝8時過ぎ。あーあ、初日の出を見ようと思ったのに…でも天気は曇り、きっと初日の出は見られなかったに違いないと前向きに考え、もう一度寝ました。

ベナンの元日はいつもとあまり変わりませんでした。通りに面した商店はかなり休んでいましたが、露店などはいつもと変わらず営業していました。そうそう、ベナンの露店ってかなり多くの店が夜中過ぎまでやっているんですよ。誰が買いに来るんだろうと思いますが、皆さん遅い時間まで活動していて(何をしているのか定かではありませんが)ちゃんと買いに来る人もいるんです。日本のコンビニのようなものです。

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お便り 38 - 12月後半

山下先生 編

12月16日(火)「西アフリカみな兄弟」

今日の夜のクラス(JKクラス)でのこと。

「要ります」「要りません」の説明で、「私は日本人です。トーゴ(ベナンの隣国)へ行きます。パスポートが要ります。皆さんも外国へ行くときパスポートが要ります」と話したら、生徒の1人が「私たちはトーゴへ行きます。ナイジェリアへ行きます。ガーナへ行きます。パスポートは要りません」と言われてしまいました。「どうして?」と聞くと、「(私たちは)IDカードがあります。IDカードが要ります」ということでした。写真つきのIDカードは以前生徒に見せてもらったことがありその存在を知っていましたが、そのカードで国境を通過できるとは不覚にも知りませんでした。

生徒の話では、どの範囲までかは知りませんが西アフリカのある程度の地域まではIDカードだけで国境通過ができるとのことでした。失礼、「IDカードだけ」は正しくありません。ある程度のお金(国境警備の警官?への「袖の下」)も要るそうです。

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お便り 37 - 12月前半

山下先生 編

12月1日(月)「ゾマホンさん、お気をつけて!」

今日はゾマホンさんが日本に帰る日。

今晩の飛行機だというのに夕方から買い物に連れて行ってもらい、夜ジャパンハウスに戻ってからも生徒を集めて学校の目的などを話しました(ほとんどフランス語なので私たちにはわかりませんでした)。今回も飛行機が出るぎりぎりの時間まで精力的に活動され、本当に頭が下がります。

夜11時半過ぎ、いよいよ空港の人に促され空港の中へ消えていきました。

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お便り 36 - 11月後半

山下先生 編

11月16日(日)「久しぶりに…」

朝食を食べようとダイニングへ行くと、Sクラス担当のトス先生が来ていました。少し話をしていると外から明らかに日本人の声が… 外を見ると日本人女性の 姿が。慌てて外へ出てあいさつしました。杉山さんというJICAの隊員の方で、9月末にベナンに来たとのこと。今日はSクラスの生徒と一緒に来てくれまし た。鬼頭先生以外の日本人に会うのは久しぶりのこと。Sクラスを最初から最後まで見学していただきました。

さらに今日の午後からは日本に留学中のオルーさんの友達で、ベナンに遊びに来ていた藤本さんもジャパンハウスを訪れてくれました。彼女はあまり時間がないようでしたが、A〜Iクラスを見学していただきました。

1日に2人の日本人が訪ねてきてくれた、今日はとても珍しい日でした。

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お便り 35 - 11月前半

山下先生 編

11月1日(土)「暑い!」

早いもので、今年も残すところあと2ヶ月となりました。日本はだいぶ涼しくなってきているのでしょうね。

ベナンは私たちが来た6月とは打って変わって、とても暑い日が続いています。そのせいか、11月という気がまったくしません。海外での生活をしたことがな い私にとって、「常夏」の辛さがここに来て身にしみます。来た当初はとても快適で「アフリカの暑さなんてたいしたことないじゃん」と思っていた私は「愚 か」でした。以前は「天気がよければ日光浴を」と思っていましたが、こちらの「突き刺す」ような暑さの中では体力を消耗するだけだとわかり、今は「もや し」のようになるべく日陰で生活するようにしています。

「ヨボ(白人)」と子供たちから呼ばれないように、「ベナン人と同じくらい日焼けしてやろう」と思っていた私の「なんちゃってベナン人化計画」は早くも頓挫してしまいました。

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お便り 34 - 10月後半

山下先生 編

10月16日(木)「眠れぬ夜」

コトヌーは相変わらず暑い日が続いています。ここ数日は海からの涼しい風が吹くこともなく、日差しも強く、日当たりのよい私の部屋はかなりの高温になっています(部屋にクーラーはありますが、使いませんよ)。

夜も以前のように風がなく、少し寝苦しいので「こんなときは、少し難しい本でも読んだら眠くなるかな」なんて思い、学校にある本を物色していたら… あり ました。難しそうな本が。それは、山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』という長編小説です。山崎豊子さんと言えば皆さん『白い巨塔』や『華麗なる一族』などでお なじみかと思います。約1週間前「硬い文章を読んでないなー」と思っていたところだったので、ちょうど一石二鳥。読んでみることに。文庫本で全5巻、特に 私が気になったのは1,2巻は「アフリカ篇」だったこと。「いったいどんな内容なんだろう」とページを繰っていくと… どんどん物語に引き込まれていき、 眠れなくなってしまいました。

最近、小説から遠ざかっていた私ですが、「いやー、小説って本当にいいですね」。日本の皆さん、「秋の夜長」に小説はいかがですか?

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