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NPO法人IFE

きときとアフリカ

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どんな技術を誰に教えるか・・・

先月の番組放送後、皆様からのメッセージありがとうございます。
いま、1通1通読んで返事を書いております。

その中で一番多いご意見が井戸掘り技術に関してでした。
たしかに番組中でも、牛と同じ池で、人間が水を飲んでいる
風景が放送されました。確かにそれがベナンの現状です。

そんな中で、IFEでは井戸掘りを活動の1つとしておりますが、
井戸を1本掘るのに最低150万円はかかります。

皆様からは、そんな重機械を使用しての井戸掘りより、日本には
古来から伝わる「上総掘り」という技術があるとご紹介いただきました。
ご紹介いただいた皆様、ありがとうございました。

その中で、私の信念としては、莫大な予算をかけて(助成金も検討)
日本人技術者を派遣するならば、その技術をベナンの誰にどう教えるのか、という
ことをしっかりと決めたいと思っています。

どんな技術を、誰に、どう教えるのか・・・

その答えを見つけるために「たけし日本語学校」で
いま、人材育成をしています。
 

1 コメント

H2

メールでもお送りしたんですが、たぶんまだ未読の中にあるでしょうから。

莫大な予算をかけて日本人技術者を派遣するという選択だけではなく、
日本に研修生・留学生として招致されたベナンの方に、
とにかくもれなくまず「上総掘り」の現場を見ていただいてはどうでしょうかね。
東京からなら近いですし、玄関口成田からも近いわけですから。
「上総掘り」の技術を伝えるべく活動している団体がいくつかありますから。

いま日本にいる研修生・留学生が技術を身につけるということではなくとも、
そういう技術が日本にあるということを具体的に肌で感じていただければ、
やがてそれを伝え聞いた現地の皆さんの中でも
その技術を学びたいというモチベーションも高まるかと思います。
そして何名かがその技術を学びに日本にやってきて、
帰国後に自分たちで井戸を掘りつつ技術も広めていけば、
「自分で魚を捕れる」ようになりますよね。

現地の事情に合わせて方法や道具を改良する必要がありますので、
日本で技術を学びながら現地での適応方法を考えるのがよいように思いました。

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