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NPO法人IFE

旅行道

December 2010 の記事一覧

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10代のうちに旅に出ろ!

以前、私が中学3年の時に初めて一人旅をした話を書いた。ただ、現実問題として、中学生でそのような旅ができるのは、いくらコツコツ貯金していたとしても、ある意味経済的に恵まれている。また、経済的な点をクリアしたとしても、「中学生にそんなことをさせるのはどうか」と考える家庭もいるだろう。そうなると、一人で旅に出ることが難しい。

しかし、高校生になれば、そのような「制約」がゆるむこともある。さらに上級の学校に進学すると、より「制約」は緩むようになるだろう。

私の現在の本職は高校の講師である。当然、毎日高校生と接しているわけである。しかし、あくまで私の個人的な視点だが、旅行に出ようとする生徒は聞いたことがない。クラブ活動で忙しかったり、携帯代がかさむのもあるのだろうが、旅行そのものに興味を持つ生徒が少ないのである。

それでも私は、旅に出ることを勧めたい。

ではなぜ旅に出ることを勧めるのか。

まず第一に、何といっても「見聞が広がるから」である。ツアーではなく特に自分で地図やガイドブック、時刻表などを活用して旅程を組み立てると、自然に地名や都市の位置関係がわかるようになるものなのである。国内旅行であれば日本の地理に当然強くなる。実際に旅に出ず、ガイドブックや地図をくまなく読むだけの「想像旅行」であっても、地名にすごく強くなるのである。

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なぜベナンに? その2

中学生の時以来、ベナンに必ず行くと心に決めたが、高校に進学しても、すぐに行くのは無理だった。金銭的にも、身分的にも無理だ。

高校は普通科の高校で、多くの生徒は大学に進学するような学校だった。進路の話が頻繁にあったので、大学に行くなら、アフリカの社会や文化を勉強できるところがいいと思っていた。ちょうど1年の担任にそのような話をしたところ、「大阪外国語大学に、スワヒリ語専攻があるぞ」と教えてくれた。自分でも全国の大学を色々と探してはみたが、大阪外国語大学以外でアフリカの勉強・研究はできそうになかった。そのため、自動的に進学希望の学校が決まってしまった。

外国語大学である以上、外国語、特にスワヒリ語の習得は必須になるが、スワヒリ語もアフリカ文化の一つであることには変わりない。そんな考えから、スワヒリ語の専攻でも、「アフリカのことなら学べるなら」ということで、受験勉強を必死にやった。学費を出してくれると言ってくれた家族の助けもありがたかった。

幸運にも大学入試に合格し、2003年に大阪外国語大学外国語学部地域文化学科(スワヒリ語専攻)に入学する。大学のシステム上、1,2年は専攻語の授業が中心になり、文化や社会について探究できるようになるのは、主に3年次以降であった。それはそれで残念な点もあったが、代わりにベナンの公用語であるフランス語の習得に時間が割けたのも事実である。

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旅行の荷物をどうするか

旅をするうえで、荷物をどうするかは大きな問題の一つである。ただ、できるだけ少ない、軽い状態にしておくことが望ましい。それはなぜか。答えは簡単で、少なく、軽いほうが、身軽で動きやすく、疲れがたまりにくいからである。ではどうすれば、荷物を少なく軽くできるのか。

コツは、「貴重品、医薬品等、その他自分の業務に必要なものの3種以外は、全て現地で調達する」ようにするのだ。あとはせいぜい、最小限の替えの衣類くらいだ。

1つ目の「貴重品」は、パスポート、現金、TC(トラベラーズチェック)、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)、海外旅行保険の保険証書など、紛失すると旅行ができなくなる、あるいは不便をきたすものである。これは現地で調達のしようがないので、減らしようがない。現金も、不測の事態に備えて多めに持っていく方が安心である。

2つ目の「医薬品等」は、薬や絆創膏、生理用品、歯ブラシ、カミソリ、シャンプー類などである。これらは現地で購入することもできないわけではない。しかし、薬を買うには処方箋が必要だったり、言語ができなければ用法・用量がわからない場合がある。場合によっては、かえって体調を悪化することがある。そのため、日本で使い慣れたものを持っていく方がいいのである。また、マラリア流行地域に行く場合は、蚊取り線香を持っていくことも有効である。日本製の方が、現地のものより効き目はよい。さらに、歯ブラシやカミソリも、日本から持っていたっ方がいい。高級ホテルでも置かれておらず、都市においても、自分に合ったものを探すのはやや難しいからである。シャンプーやリンス類も、人によっては日本のものでないと髪を傷めてしまう場合がある。不安な人は、旅行日数分を詰め替えて持っていくのも手である。

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