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No. 026
子供の遊びは海を越えて・・・
ベナン式ケンパタ
元祖ベーゴマ
プラスチックで作ったベーゴマ
手作りベーゴマはよく回る!
「ケンパタ」と「ベーゴマ」がベナンにもあった!!
ジャパンハウスの前の道端で、子供たちがケンパタをやっていた。
フォン語ではシュー(Chou)と呼ぶそうだ。
地面に書く図形は違うが、平たい石を地面に描いた四角の枠の中にスタート地点から順番に投げていって、その石がある枠は飛び越してケンケンパタをやるのは同じだった。
また、スタート地点からどん詰まりのパタの枠まで行ったら、そこから引き返してスタート地点に戻るのは日本と同じ。
図形は、最初に3つのケンケンケン、次にひとつのパタ、次がひとつのケン、最後のどん詰まりがパタになっていて、これを往復する。日本の図形には三角の枠もあるが、ベナンの図形は四角の枠だけだ。
独楽はないかと聞いたら、男の子が2人、ゴミ捨て場から巻貝を拾ってきた。そのエスカルゴの貝の名前はAkouete(アクエテ)といい、独楽のことも同じ名前だ。
上の方半分を石で叩いて壊し、下半分の円錐形を残して回そうと試してくれたがうまく回らない。
すると今度は、鉛筆に挿すプラスチックのキャップを、真ん中に穴の空いた円形の5円玉のようなプラスチックに挿して独楽を作るではないか。これはさすがによく回る。
この5円玉のようなプラスチックを良く見ると、Batteryと書いてある。聞くと、乾電池の蓋であった。
ベナンの子供たちは、昔の日本の子供と同じ遊びをやっていた。