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NPO法人IFE

きときとアフリカ

July 2011 の記事一覧

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生きるということ

第8期日本語教師が帰国し、北野武さんに両先生と共に帰国報告をしました。仕事の合間のわずかな時間でしたが、挨拶に行くと、武さんから私たちに寄ってこられ、現地の事に耳を傾けてくださいました。

そんな日の前日、僕の高校の剣道部の後輩が病で帰らぬ人になったと連絡をうけました。
その後輩は、剣道部の後輩であると同時に、ちょうど僕が教育実習で高校に帰ったときの生徒でした。

女の子だったのですが、とても印象深い後輩で、「キャッキャ、キャッキャ」と無邪気に笑う姿が本当に印象的でした。

どんな辛い稽古でも、ムードメーカー的存在で、そんな彼女が病に倒れるなんて想像もできなく、正直、連絡を受けても、まともに受け止めることはできませんでした。

「生きる」ということについては、ベナンでも色々考えさせられました。何しろ医療も発達していないベナンでは、この前まで一緒に話をしていた人が亡くなったとか、知っている子供が亡くなったとかを時々聞いて、虚しさというか虚脱感というものがありました。

あまりにもショックだったので、仕事の帰りに上智大学にある教会に行ってきました。
僕はクリスチャンではないですが、ゾマホンさんと時々会っている大学だったので、一人でふらっと入りました。

しばらく彼女の冥福を祈った後、彼女が「どう生きたのか」をずっと考えていました。
きっと彼女は人生を生ききったのだと思います。剣道をしているときも、常に彼女は全力でした。

僕はその後輩からいろいろ教わりました。そしてこれからも彼女の冥福を祈りつつ、全力で生きていこうと改めて思いました。

改めて、心より彼女の冥福を祈ります。

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第8期 たけし日本語学校日本語教師帰国

先月末に第8期たけし日本語学校 日本語教師2名が帰国しました。
藤波先生は2年間、市川先生は1年間、現地の教壇に昼夜立ち続けました。

両先生方は、日本語教師として誇りをもっており、現地の学校改革にも積極的に取組んでこられました。

ややもすると、外国人には弱い日本人ですが、「いけないことはいけない。」とはっきり生徒に伝え、そして、日本に留学したいと希望する多くの生徒に対しては、日本でも適応できるように、「留学生とはどんな存在であるか?」という根本的なところから考え、クラスを作ってきました。

本当に素晴らしい先生方でした。

先生方、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

僕はこの先生方と一緒に仕事ができて、心の底から幸せでした。
両先生の功績はきっとこれから育ってくる生徒たちによって証明されると思います。

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なでしこジャパン

女子サッカーワールドカップで日本チームが優勝した。
すばらしい!!!

連日「なでしこジャパン」の記事が目につくが、本当に優勝してよかった。

これまであまりにも注目されていなかった分、今回の騒ぎようには若干違和感はあるが、それでもこれまで直向に続けてきたことはすごい。

選手たちの努力もすごいと思うが、それと同じくらい彼女たちを育ててきた監督、コーチ、トレーナーそしてなでしこリーグを支えてきた地元の人たちもすごい。正直、男子サッカーに比べてビジネスチャンスも少なければ、スポンサーとしても大変苦労されたと思う。

僕はベナンの留学生を育成するという活動を通じて、人を育てるということが、どれだけお金がかかり、そして地味なことなのか少しは実感できる。

優勝したからいえるけど、注目されなければ金銭的にも本当に大変だったろうと思う。
それでもあきらめずに「なでしこリーグ」を支えてきた人々には頭が下がる。

人を育てるということは、地味で時間もお金もかかることだと思う。また自分たちが思っている通りに育つとも限らないから、博打に近い。

でも、だからといってそれを諦めてはいけない。

根気強く、あきらめず、そして地道にやっていかなければいけない。
支援をする人々は決して注目はされない立場だが、僕は今回の「なでしこジャパン」がワールドカップで優勝して、改めてこれまで支えてこられたすべての方々に対して尊敬の念をいだいた。

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いまゾマホンさんは

彼は現在ベナンに戻っています。年にすると半分は日本、半分はベナンにいるといった感じです。
ベナンにいるゾマホンさんを知っている人なら、誰でも分かりますが、とにかくベナンにいるゾマホンさんは忙しい。

日本にいるとき以上に、いつ寝ているのか分からないくらい忙しい。
ちなみに今は何をしているかというと、現在IFEで行っている「給食プロジェクト」の現地調査と、3月11日に発生した東日本大震災の募金活動を行っています。

正直、最初にゾマホンさんから聞いたときは驚きました。
日本のためにベナンで募金活動をしている?

ベナンでは今、全国をあげて募金活動を行っているとのことです。
国民一人あたりの年間の収入が4~6万円という状況なので、いくら集まるかは分かりませんが、でも日本人として気持ちが嬉しいです。

ありがとうゾマホン、そしてベナンの皆さん。

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久しぶりの更新

久しぶりにブログ書いています。
けっしてIFEの活動が止まっていたわけではありません。
IFEはこれまで通り、活動を続けております。

良いことも悪い事もいろいろあり、何からお伝えしていいかわかりませんが、
元気にやっています。

これからはこまめに更新しますので、よろしくお願いします。

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