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NPO法人IFE

アフリカニュース

November 2009 の記事一覧

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シリーズ・ベナンの歴史(8)18世紀後半から19世紀のアボメー王国

アゴングロ王(1789-1797)とアダンドザン王(1797-1818)の時代

アゴングロ(Agonglo)はピングラ王の後継者であった。アゴングロ王は、国民を大いに喜ばせる改革を行なった。ウィダの商業を圧迫していた税金を免除したほか、囚人らの処遇を改善した。軍事面で、アゴングロ王は、多くの女性兵士を配置した。また、アボメーの南方のワチ人に対して戦争をした。

アダンドザン(Adandozan)王は、国民を虐待し、奴隷として母親を売るなど、残酷なことをした王であった。アダンドザンは王国の法律をやぶり、またマヒ人やヨルバ人との戦いにも敗れた。大臣らや軍人ら、フランシスコ・ドゥ・スザは王位を狙っていた弟のガッペ(Gakpé)を支援した。時の首相は、王のみが履くサンダルをアダンドザンから剥奪し、ガッペがそのサンダルを履いた。以後、アダンドザンは死ぬまで、禁固刑に処せられた。

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ベナンの来年度予算 見積額で1.27兆CFAフラン

日本でも2010年度予算の審議が報じられているが、ベナンでも2010年度予算について議会で話し合われている。2009年10月20日木曜日、議会に2010年度予算案が出された。この案によると、2010年度予算の見積額はおよそ1.27兆CFAフラン(約2700億円)となり、2009年度予算より2.3%増えた額となった。

ヤイ大統領は、議会において大きな国家の方針と選択肢を述べたのだが、すぐにでもわかるほど方針と現状が一致していない点を、ベナン国民は認めている。また、予算計画では、現実の経済危機とIMFの勧告が考慮されていない。そのため、立法側と行政側との間のさらなる対立が予測される。こういったことから、財務大臣の計画を尊重しない国会議員らにより政府は罠にかけられたようである、との見方もある。2009年度予算作成時のときも、ヤイ大統領の願いは国の現実を考慮していなかったと言われており、2010年度予算に関する議論がしばらく続くと思われる。

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