
September 2010 の記事一覧
ここ2、3日で東京は涼しくなりましたね。
この前、ベナンに国際電話したところ、ベナンはいま日本より涼しいといってました。
「アフリカ=暑い」ってイメージ強いから、日本より涼しいって聞くと、驚いちゃう。
でも、アフリカでも雪は降るしね。
さてさて、IFEの仕事が終わらない・・・ひとつひとつの仕事がスパッと終わってくれれば、
「気持ちよく寝られるんだけど・・・・」
でも、だめ。今日はもう寝よ。明日、明後日は昼間の会社の飲み会あるし・・・
みなさん、おやすみなさい。。。
よく皆さんに質問されるのは「NGO」と「NPO」の違い
ちなみに「NGO」=「非政府組織」の意味。 「NPO」=「特定非営利活動法人」の意味。
一番の違いは「法人」であるか、ないか。NGOは「法人」ではないので、法人としての銀行口座も作ることはできません。また、法務局に団体を申請しなくてもよいです。
一方NPOは法人格なので、法務局に登記簿はあります。とりあえずこんな感じ。
ちなみに余談ですが、NPOは非営利なので、お金を稼いだらいけないのかといえば、そうではありません。
なお、寄付行為に関してですが、NPO法人に対して、ある企業が寄付をする場合、
ある一定の基準内であれば寄付をした企業は免税処置が受けられます。
しかし、基準を超えると、課税対象になります。
(NPO法人には地方公共団体が認可するものと、内閣府が認可するものと2つあります。今回の
場合は、地方公共団体が認可するものに限ります。)
そんな規則の中で、NPO法人は活動しています。
しかし、NPOセンターなど、地域によってはNPO法人を更にまとめている団体があります。
その団体は、その団体に登録している様々なNPO法人の活動を紹介する業務を行っています。
またこのNPOセンターの存在価値として、企業から直接あるNPO法人に寄付をしたくても、
上述したように一定の基準を超えた額だと課税対象になってしまいます。
その際にNPOセンターを介して寄付をすると非課税になるという制度もあります。
私はここまで何を言いたかったかというと、ある方からIFEに寄付をしたいと連絡をいただきました。
ただ、課税対象となることが判明したので、NPOセンターを介して・・・という話があがりました。
するとどうでしょう。そのNPOセンターは、その寄付の一部をいただくとサラっと説明するのです。
サイト管理費とかあるからと・・・・
おいおい、一生懸命支援者に説明して、ご寄付の話までいただいたのに、その一部を簡単に
いただくとはどんなやり方だ!!ピンハネかよ。まるで“ごっつあんです”だよ。
なんか日本のNPO法人の仕組みももっと改善されるといいな~
やりづらいよ。
NPOセンターの方、このブログを読まれていたら気を悪くしないでくださいね。
でも、これ本音です。
最近、考える時間がないことに気づいた。
いろいろな案件が同時に走っていて、どれもこれも重要案件。
それがNPOと昼間の仕事と二つあるから、まるで息継ぎをしないで海の中を泳いでいる感じ。
“考える時間をつくらないと”
でも、これまでの経験上、「これでダメか・・・」と思ってから先が、意外といける。
剣道の稽古のときも、「あ~気が遠くなる~」と思っても、そこから体が動く。
最終的には、視界がカメラの絞りのような感じになって、目の前が真っ暗になるんだけど・・・
でも、これは自分の経験論。
極限状態になって、はじめてその人の本性がでてくる。
あとは気力が十分にあるか。
やっつけ仕事になっていないか。
ちゃんと頭を使っているか。
さあ、ここが踏ん張り時。
ゾマホン曰く「人生は常に戦いである。」

皆さんはどんな夢をもっていますか?
僕は沢山の夢があります。
その夢の中でも究極が「お互いの国を尊重し、そして世界が平和になること。」
ちなみに地球市民といった考え方は僕はどうしても苦手です。なんか先進国の奢りのような気がして。
まあそれは個人の意見として・・・・
そういえばゾマホンとこの仕事を始めたときは、本当にいろいろな夢を抱いていました。
ですが、様々な問題にぶつかるにつれ、ややもすると忘れかけてしまうときがあります。
そんな中で、僕にとってのバイブルはワタミ会長の渡邉美樹さんが書かれた本です。
夢を追うことの大切さを、忘れそうになったとき思い出させてくれます。
そんな渡邉会長が私の住む街、八王子にいらっしゃいます。
もちろん、会社を早退して話を聞きに行きます。
もし、皆さまもお時間ありましたらぜひ!!
以下詳細です。
『みんなの夢 シンポジウム in 八王子』
日時:平成22年 9月30日(木) 開演:19:00~
場所:八王子芸術文化会館 いちょうホール
チケット:2,000円
詳細:http://minnanoyume.org/2010/09/in2010930.html
※また、当日のボランティアスタッフも募集中とのことです。
それでは、9月30日 いまから楽しみにしています!!
この度、満を持して、ベナンツアーが開始されます。
IFEと、旅行会社CANツアー様との共同企画です。
http://www.cantour.co.jp/
大変恐縮ですが、諸事情があり、締切り間近となっておりますが、
ご興味のある方は、ご応募いただきたく、宜しくお願いいたします。
詳細は以下の通りです。
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ベナンツアー ご案内
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『学校』には笑顔が集まる。未来がある。
-ベナンの歴史~未来の”種”をたずねて-
ベナンに降り立った瞬間に感じるあたたかさ。
他のアフリカの国とはちがう何かをあなたも感じるでしょう。
そう。ベナンには「愛」があります。
とはいえ、ベナンにももちろん悩みはあります。
その悩みを解決できるかもしれないのが『学校』です。
ウィダやアボメでベナンの歴史を知り、小学校でベナンの子どもたちとふれあい、
たけし日本語学校でベナンの発展に貢献しようという
生徒たちの目をぜひ見てください!
また、水に浮かぶまち・ガンビエ、ゾマホン氏の出身ダサズメの山々…
みなさんの想像とは少し違った「ほっとする」ベナンの美しい自然を
満喫していただけるでしょう。
※ちなみに…ベナンではみなさまが想像するような大きな動物は北部に行かなければ見ることはできません。ベナンで一番多い動物…それはヤギです。
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ベナンツアー 概要 (予定)
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主催:株式会社シイ・エイ・エヌ(CANツアー)
協力:IFE財団 / 特定非営利活動法人IFE
旅程:2010年11月22日(月)~29日(月)予定
※締切り:2010年9月16日(木)
訪問先(予定)
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たけし日本語学校
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あいのり小学校、いのうえ小学校
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ポルト・ノボ(ベナンの政治的都市 首都)
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コトヌー(ベナンの商業的都市)
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アボメー(ベナンの歴史的都市)
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ウィダ(奴隷の出発地、ブードゥー教発祥地)
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ガンビエ(湖上の集落)
以上になります。
もし、皆様の周りでもご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお声かけください。何卒よろしくお願い申し上げます。
↓写真はベナン共和国(今回の観光場所の写真ではありません)


今週は悲しい出来事もありましたが、ようやく立ち直りました。。。というかそう気持ちを切り替えました。
そして、明日はこれから共立女子大学で1年間お世話になる留学生が来日します!!!
共立女子大学の皆様、本当にありがとうございます。
ちなみにいつも昼間の仕事をしながら留学生の書類等を作っておりましたので、
職員の皆さまにはいろいろご迷惑をおかけしました。。。すみません。。。
それにしても女子大学の受入れは本当に嬉しいです。
やはりどうしてもベナン共和国では(ベナンに限りませんが、)
女の人より、男の人の方が中学、高校、大学の進学率は高いので、
国費留学生に選ばれるのも男の人になりやすい。
でも、IFEとしては、男女平等に留学できる機会を提供したいと思っております。
そこで思いついたのが、日本の女子大学への留学受入れルートの開拓。
だって女子大学だったら、必ず女の人しか応募できないからね。ハハハ。
ただ、IFEとしては「女性の教育向上」を大上段に掲げて活動するつもりはありません。
だって、「女性のための・・・・」とかいうと、それをメインで活動している団体とか集まったりして、なんかIFEの本来の活動とは違う方向に進みそうだから、あえて強調はしないんです。
しかも、男性も女性も平等なのは当たり前ですし。
・・・明日来日・・・・
明日無事に日本に着きますように。。。
写真は、ベナン共和国大統領夫妻が共立女子大学を訪問された時の写真。
はっきりいって、大統領夫妻が自ら挨拶にいかれたので、その時は感動しました。。。
IFEの活動が大統領に評価された瞬間でした。
変な言い方だけど、トップ営業だからね~


“相手の事を理解しよう。”
言葉では簡単。じゃあ理解するって何???
“理解しよう”とする気持ちの6割は、
理解できないことに対する忍耐力。
3割は自己解決力。
1割は思いやり。
今日はゾマホンさんと今回の留学生の問題について話をした。
今回の対応についてお互い反省し、以後こういったことがないよう対応を検討することにした。
ただ、ゾマホンさんからは、今回留学生を引き止めた日本人サポーターへの僕の対応に指摘があった。
ゾマホンさんは仕事に対しては大変厳しい。精一杯やった結果だとしても
結果が駄目であれば、責任者としての指摘は厳しい。
留学生にも理解されず、
留学生を引き止めた日本人にも足蹴にされ、
日本側の責任者としての対応も指摘され、
僕は一体何をやっているのだろうか。
こんな夜中まで。。。
正直、しばらくの間、人に会いたくない。そんな心境。
でも、そう言っていられないのも自覚している。
あと4時間もしたら、会社にも行かなければいけない。
なおかつ朝から重い案件の会議が2本。
その資料もいまから作らないと。。。。
人に会いたくない。笑うことができない。
僕はベナンから帰国後は日雇いで働いていました。
理由は簡単です。
-
たけし日本語学校建設のために明日使うお金をすべて使ったこと。(助成金もでなかったし・・・)
-
当時NPOの活動は平日の日中帯ではないとできなかったこと。役所への申請とか、ゾマホンさんの知り合いの方の挨拶回りとか・・・・
しかし日雇いを長く続けると、その環境から脱却できなくなると思い、いまの仕事につきました。
いまは普通のサラリーマンをしながらIFEの活動をしています。
いままでこんな話をするのはイヤでしたが、今回の留学生の件もあり、現地の生徒たちにも
少しは理解して欲しいという思いもあり、恩着せがましいことを書きます。
山道的意見 “昼間の仕事との両立は何が大変か・・・・”
サラリーマンをしていると、上司から仕事のオーダーがあり、残業をすることも多々あります。
そして、夜の付き合いもあります。(しかし、私はまったくお酒が飲めません・・・・)
ただしIFEの仕事で打合せが入ると、どうしても上司のオーダーを断って、
早く帰らなければいけない時があります。
そんなとき「あいつはアフリカの仕事ばかりで、昼間の仕事はいい加減だ。」と言われたくないので、僕個人としては、昼間の仕事は人の2倍は努力しようと思ってやっています。
「どこから給料もらってんだ。」と言われたくないからです。
そういう気持ちでやっています。
だから飲みに誘われても、「いざ」という時のために、何もないときは断らないようにしています。
もし、このブログを経営者の方が読んでいたら、どう思われるかはわかりませんが、でもこれが
山道的仕事に対する意見です。
2つ仕事をもっているだけだと、まだ楽です。ようはその駆け引きです。
アフリカの仕事を円滑にするためには、どうしても昼間の仕事は他の人の2倍は努力しなければ
いけない。
仕事ができない理由をアフリカの理由にされたくないから。。。
それにしても、今日は本当に悔しかった。。。。
今日、泣いてしまいました。
この仕事をしていると、いろいろな事が起こります。
いい事も、悪い事も。
今回は、留学生が日本に留まりたいといったところです。
日本に留学したベナン人は必ず帰国することを、来日前に約束しています。
「あなたのためだけではないよ、ベナンの国のためにあなたは日本に行くのだから、
いくら日本にもう少しいたくても、それはできないことだよ。」
ゾマホンさんも留学生の来日前、来日後それを言い聞かせています。
たしかに日本で楽しそうに勉強しているベナン人を帰国させるのは辛いです。
でも、それが僕たちの責任です。
今回の留学生は、僕たちの言うことを理解してくれませんでした。もちろん帰国しましたが。。。
そして、その留学生をサポートしている人の対応にもガックリきました。
サポートしていた人に一言言いたいです。
留学生に同情しないでください。
現状、ベナン人は留学生一人の力では日本にこれないんです。
その留学生の背景にはいろいろな人々が動いているんです。
今日の出来事は、僕は一生忘れません。