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ベナン共和国で日本語を教えませんか。
現在、今年度「たけし日本語学校」で日本語を教えてくださる日本語教師を募集しています。募集要項については、以下のページをご覧ください。締切は今月15日になります。
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IFEは「魚を欲しがる友達に、毎日魚をあげるよりも、魚の捕り方を教えた方がいい。」という理念を掲げ、設立から今日まで人材育成(日本とアフリカの人が共に学びあう)にこだわってきました。
その人材育成の1つの方法として、現地で日本語を教え日本への留学生を育成することがあります。それが「たけし日本語学校」です。たけし日本語学校設立の理念は、「たけし日本語学校、アジアとアフリカ(特に日本とベナン)の文化交流を通じた相互理解を促進する学校である。またこの学校は、経済的、社会的地位に関係なく、情熱をもち、礼節を重んじる人に対して、等しく日本語と日本文化を教授する。」というものを掲げています。
これは私自身がゾマホンとともに歩んできた中で、作った理念ですが、特に「経済的、社会的地位に関係なく・・・」という部分にこだわってきました。
アフリカの人は皆、貧しいわけではありません。お金持ちもいます。ただお金持ちだけが通える学校ではその時点で、差別が生まれます。日本語を学ぶ上で、お金の有無は必要ありません。そこにこだわってきました。
よって、日本語学校には学費はありません。無料です。では運営はどうするか・・・理想はあっても現実は厳しい。僕自身も何度有料にしたいと思ったかわかりません。でも、それでは本質から外れることになります。
もちろんこの点においては、賛否両論ありました。それでも現在のベナンの状況を鑑みてあえて困難な道に挑戦してきました。色々な方の支えがあって、10年間、しかもアフリカという地でやってこれました。
色々な方の支えがあってと一言で言ってしまえばそれまでですが、これまで「たけし日本語学校」を続けてこられたのは、日本語教師をはじめ、日本の皆様のご理解と、アフリカの人たちがこの学校を大切にしてくれたからという2点です。
そして、今後も末永くこの「たけし日本語学校」を続けていきたいと思います。お陰様で設立してからのべ30名のベナン人が日本に留学しにきました。
このブログを読んでくださっている日本語教師の皆様、どうぞアフリカの学校で教壇に立っていただけないでしょうか。遠い存在のアフリカを少しでも近づける存在にするには、日本語教師の存在なしにはあり得ません。ゾマホンは言います。「日本語教師は民間の大使。」だと。たけし日本語学校の生徒一同、ベナンでお待ちしております。
2013年6月10日
IFE代表 山道昌幸