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西アフリカで日本語スピーチコンテスト
皆さん、こんにちは。NPO法人IFEの山道です。しばらくお休みしていたブログを再開します。
日本とアフリカの架け橋となるような人材を育成するために、2003年9月に西アフリカベナン共和国に「たけし日本語学校」を開校しました。
そして2013年から年に1度『西アフリカ日本語スピーチコンテスト』を開催し、今年で3回目を迎えます。目的は、日本語学習者の口頭表現能力の向上と、日本の人たちにどんな人たちが日本語を学んでいるのか知っていただくためです。
まず、日本語学習者の口頭表現能力向上ですが、これは日本に留学した際、日本人から「どうして留学しているの?ベナンはどんなところ?」などと質問される機会が多いのですが、なかなか説明することができないという問題意識からはじまりました。例えば皆さんも外国人に「日本はどんな国ですか?」と質問されて、外国語で日本という国を説明するのが難しのではないでしょうか。
アフリカという地域は日本にはなかなか留学できません。その中で留学できた人は本当に選ばらし人で、その選ばれし人が日本でどう過ごすかによって、その後の留学生の受入が変わってしまいます。日本人の印象が悪ければ、翌年から受入なし・・・そんな事も有り得ます。
留学生を受入れてもらうには、ただただ現状の社会構造を批判するのではなく、受入れてもらう努力をしよう・・・。そういうところからこの日本語スピーチコンテストははじまりました。
そして、今年で3回目を迎え、なんと昨年からは在ベナン共和国日本大使館の塚原大使も審査員としてご臨席いただいております。
ちなみに、スピーチコンテストの優秀者は大使公邸に招かれ、大使とともに日本食をいただくというそれはそれは素晴らしい機会が待っております。
写真は日本語スピーチコンテスト開催時の集合写真です。中央のゾマホン大使の向かって左側が塚原大使です(塚原大使、本当にありがとうございます)。
次回のブログからはスピーチの内容を紹介していきたいと思います。
※なお、この日本語スピーチコンテストの運営資金はNPO法人IFEの活動にご賛同いただいた皆様の資金で開催しております。この場を借りて御礼申し上げます。