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NPO法人IFE

アフリカニュース

August 2009 の記事一覧

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シリーズ・ベナンの歴史(5)ヨルバ人の王国

サベ王国

サベ王国は、ナイジェリアから来たヨルバ人によって建設された。

サルベという人物に指揮されたヨルバ人らは、最初はニッキの近くに移動した。だが、バリバ人に攻撃され、さらに南方に移動した。彼はサベ王のオラジャドゥンを手助けし、敵を追い返した。サベの王は満足し、オラ・オベに王位を与えた。そしてオラ・オベは、サベの丘の上の人々と住むことになった。

オラ・オベが王位についていた頃は、王国を拡大していた。王国に暮らす人は、岩の丘の上に住んでいたため、十分に防衛されていた。また、バリバ人やアボメー人などの敵に対する防衛もできるほか、丘の上から石を転がすこともできた。ただし、農作業で平地に出ていた農民が、アボメーの兵士に捕らえられることはあった。

エコチョニ王の時代、アボメー王国のゲゾ王によって攻撃されていたマヒ人を助けるため、サベに兵士を送ったが、ゲゾ王に処刑された。その後、ゲゾ王がサベ王国を奇襲し、エコチョニ王の首をはねた。サベ王国の国民は、処刑されたか捕まえられた。

フランスによるアボメー王国の占領後、サベの王はフランスに従属することになった。

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G8ラクイラサミット開催~アフリカへの援助と提言盛込まれる~

7月8日~10日まで、イタリアのラクイラにおいて、サミット(主要国首脳会議)が行なわれた。今年もアフリカに関する議題が上がり、様々な提言が盛り込まれ、農村開発支援に3年間で200億米ドルを援助する食糧安全保障の支援目標が明示された。

初日の午後には、地球規模の課題として「開発・アフリカ」に関して協議された。この日の会合では、金融危機がアフリカ諸国にも影響を与えていることに触れ、各国首脳らは、引き続きアフリカの成長を指導する重要性を認識した。また、水と衛生、保健、教育などの分野に関しても、各国の取り組み強化の必要性を相互で認識した。

麻生首相は、アフリカの成長を確保することに関しては、人材育成が国力の基礎であることを強調した。また、食糧問題に関しても、農業の国際的投資は、透明性の確保と収奪の排除の必要性とあわせ、国際的な農業投資を促進するための指針作りを考える必要があることも述べた。

3日目は、G8とアフリカ諸国(アンゴラ、アルジェリア、エジプト、エチオピア、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、リビア)との拡大会合と、食料安全保障に関する拡大会合が行われた。アフリカ諸国の首脳らは、G8とアフリカとの対話を強化することを歓迎した。G8とアフリカ諸国は、両者の協力関係を強化し続けることの重要性について合意し、特に金融危機、アフリカに対する気候変動、平和と安全の促進といった諸問題について合意、討議した。また、アフリカにおける水と衛生に対するアクセス改善の国家計画を支援する強固な関係を構築する共同声明を出した。さらに、世界規模の食料安全保障の共同声明発表と、包括的アフリカ農業開発計画(CAADP)支援の重要性を認識した。

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