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NPO法人IFE

日本語教師の窓

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お便り 114 - 2月後半

永田先生 編

2012年2月21日(火)雨季到来、亀は地道に山頂を目指す

亀最近、雨の日がだんだん増えてきて、「もう乾季も終わるんだな〜」と、気温差はなくとも季節の変わり目を感じ始めている、今日この頃です。

教室の横(軒下?)で飼われている、亀の浦島さん・・・。いったい浦島さんは何歳なのかわかりませんが、たけし日本語学校で迎えるのは、はじめての雨季。まだ、雨が降るたびに浦島さんは怯えております。

そんな彼の浸水対策が、これ(写真参照)。ひっくり返した小さな器の上に登って、首を長〜くするスタイル。夜、雨が降った翌朝は、よくこうしているか、諦めて水の中でプカプカ浮いております。

この写真を撮った直後、浦島さんは案の定恐がって、さっと器の上で頭と手を引っ込めて、ひきこもりました。浦島さんの存在を知っている生徒からは「これ、あげてください。」となんだかよく分からない食べ物を、エサとして頂いたり、気付けば小屋のなかに葉っぱが投入されていたり、どうやら可愛がってくれている生徒もいるみたいなので、みんなのためにも「よっ!」と積極的になってほしい、私の子ども的存在です。

2012年2月26日(日)マドンナ

「学校」というところは、ありがちですが出会いの場として華やかになるときがやはりあります。この学校にも平日昼クラスにとてもかわいい女の子の生徒さんがおります(今回はAさんと書きます)。Aさんは、小さくてかわいらしい女の子。ですが、最近大学の都合で、毎週火曜日しか学校へ来ることができませんから、笠井先生がその火曜日のクラスの後に、いつも補習をしてあげています。

「起立、礼、さようならー。」と挨拶をして、火曜日のクラスもいつもどおり終了しますが、門の外まで見送った数分後、何故かちらほらと男子生徒が学校へ戻ってきます。ん?忘れ物でもしたのかな。と思いながらもう一度「こんにちは。」なんてあいさつを交わすんですが、まぁ一体何人教室まで戻ってくるのかといった具合・・・。結局、補習中のAさんの周りに数人の男子生徒が集まって、新クラスでも始まったのかといった状態になりました。「マドンナだな、Aさん。」と思いながら、私はおばちゃん臭くマドンナ誕生の目撃者となり、彼らを見守りました(笑)。

今日、まーったく関係ないと思っていた休日クラスの男子生徒さんに、ジャパンデイのときの写真を編集したものを携帯で見せてもらいました。なんと!写っているのは、Aさんばかり!結局「このクラスもかよーっ!」と心で叫びたいところでしたが、つい「みなさん、Aさんが好きですね?」と平常心をたもったふりして、フレーズを変え声に出して質問。生唾をゴクッとしながら、みんなの反応を見てみると…みんなして、無言でニヤリ。「なんなんだー!その反応はーっ!」というのは、声に出す一歩手前で止めて、私の心の叫びとなりました。青春です。

永田

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