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NPO法人IFE

日本語教師の窓

November 2008 の記事一覧

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お便り 34 - 10月後半

山下先生 編

10月16日(木)「眠れぬ夜」

コトヌーは相変わらず暑い日が続いています。ここ数日は海からの涼しい風が吹くこともなく、日差しも強く、日当たりのよい私の部屋はかなりの高温になっています(部屋にクーラーはありますが、使いませんよ)。

夜も以前のように風がなく、少し寝苦しいので「こんなときは、少し難しい本でも読んだら眠くなるかな」なんて思い、学校にある本を物色していたら… あり ました。難しそうな本が。それは、山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』という長編小説です。山崎豊子さんと言えば皆さん『白い巨塔』や『華麗なる一族』などでお なじみかと思います。約1週間前「硬い文章を読んでないなー」と思っていたところだったので、ちょうど一石二鳥。読んでみることに。文庫本で全5巻、特に 私が気になったのは1,2巻は「アフリカ篇」だったこと。「いったいどんな内容なんだろう」とページを繰っていくと… どんどん物語に引き込まれていき、 眠れなくなってしまいました。

最近、小説から遠ざかっていた私ですが、「いやー、小説って本当にいいですね」。日本の皆さん、「秋の夜長」に小説はいかがですか?

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お便り 33 - 10月前半

山下先生 編

10月1日(水)「ベナンのおてんとさま」

もう10月ですかあ… 毎日暑いせいか実感がありません。日本のようなジトッとした暑さではなくカラッとした暑さ。皆さんわかりますか?ここに来るまでろ くにアフリカの地図なんて見たことがなかった私は、「ベナンは北半球だから日本と同じで、8月がいちばん暑くて1月がいちばん寒いに違いない」なんて能天 気なことを考えていました。が、地図をよく見ると(見なくても)ベナンは「北回帰線」と「南回帰線」の間にあります。「回帰線」懐かしい響き。確か中学生 か高校生のときに勉強したな… かすかな記憶をたどります。夏至の日に太陽は北回帰線の真上を通り、冬至の日に南回帰線の真上を通る… という私の記憶が 確かならば、「おてんとさま」はいつも日本より高いところから私たちを見守っているということで… まあ要は一年中いつも日本の夏より日差しが強いという ことです。

そんなことすらいまさら気付いた私は、これから暑くなるのか、寒くなるのか、楽しみでもあり、不安でもあります。

でもベナンって「快晴」の日があまりないんですよ。1日のうち何時間かは雲がかかったり、雨が降ったり… ですから、今のところ皆さんが考えているほど暑くありません。朝は「ひんやり」感じることも。午前中や夜はとても過ごしやすいですよ。これから先はわかりませんが…

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