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NPO法人IFE

日本語教師の窓

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お便り 121 - 6月前半

笠井先生 編

2012年6月10日(日)最後のテスト

今たけし日本語学校はテスト期間真っ只中です。そして今月末に帰国する私にとっては、これが学生に課す最後のテストとなります。

試験監督をしながら、私のベナンでの仕事が終わりに近づいていることを実感しました。この 1年は、あっという間に過ぎたような気もするし、ものすごく長かったような気もします。とにかく言えることは、今までの人生の中で最も濃密な 1年だったということです。大げさかもしれませんが、授業を終えるたびに『自分は生きている』と実感できる日々でした。

帰国を前にして、ベナンへ来られたことが本当に幸せなことだと感じています。ベナンへ来なければ、私にとってベナンは、アフリカはずっと遠い世界のままでした。自分とは切り離された、テレビの枠の中の世界でしかなかったと思います。

学生と、ベナンの人々と、この 1年という時間を共有できたことは、私の生涯の宝になると思います。自分の目で見たこと、耳で聞いたこと、頭で考えたことを忘れずに、生きていきたいと思います。

これから自分がどのようにベナン、アフリカと関わっていくのか、それはまだわかりません。しかし、この 1年間で出会った人とのつながりを大切にして、細く長く交流を続けていければと思っています。

この記事を、笠井の最後のブログとさせていただきたいと思います。支援者の皆様、1年間IFEのホームページをご覧くださった皆様に、心より感謝申し上げます。どうか皆様もベナンと、アフリカと、そしてこのIFEと、末永くお付き合いいただければと思います。

1年間ありがとうございました。

笠井

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