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NPO法人IFE

日本語教師の窓

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お便り 118 - 4月後半

永田先生 編

2012年4月28日(土)先入観

あるクラスで、ペアワークで情報の違う教室内の絵を生徒にわたし、A:「○○さんは、どの人ですか。」B:「○○さんは、寝ている人です。」みたいな会話をさせる、インフォメーションギャップのアクティビティを15分ほど行いました。A役の人に探してほしい人は「ミン」さん。ところが、A役のある生徒が「ミラーさんはどの人ですか。」とB役の生徒に質問しています。わたしが「ミラーさんは絵の中にいませんよ。」と言うと、A役の生徒は「あっ、いつもミラーさん、ミラーさんですから・・・」と言ってミラーさんをミンさんに訂正して質問しておりました。「ミ」から始まる名前を見ると、つい条件反射で、生徒は「ミラー」さんだと思うようです。アクティビティでもミラーさん・・・。恐るべし。

2012年4月29日(日)ひっくり返される

怒涛の週末授業がやっと終わった〜、と日曜夜のクラス終了後、ほっとしていると、「先生〜これはなんですか。」と、ある生徒が教室の外から緑のたらいを持って、教室へ戻ってきました。あっ!そのたらいの中には亀の浦島さん!!夜のクラスの時間帯は浦島さんのおやすみタイムなので、生徒たちには紹介していませんでした。突然起こされた浦島さんは、生徒によってまず、たらいからつまみ出され「ベナンで亀は食べられますよ。」と言われながら、次に甲羅をひっくり返され「手のここを切って・・・でもこの亀は小さいですから食べられませんね。」などと言われ、食料ネタにされました。あ〜もうほっとしている場合じゃない。わたしのペットが危険な目に・・・。ひっくり返されている間、浦島さんはもはや引きこもって、目を閉じ一瞬たりとも動きません。「この亀の名前は浦島さんです。わたしのペットですから食べないでくださいね。」と説明し、生徒たちによって浦島さんは教室横の定位置に戻されました。今のところ、亀は絶対に食べたくないです。

2012年4月30日(月)肴

クリクリ生徒からベナンのお菓子クリクリ(写真参照)をいただきました。節分イベントの時、恵方巻の代わりに、北北西を見ながら静かに食した、あの長くて、からいお菓子です。わたしはビールのつまみに、このクリクリを食べるのが最高にいい組み合わせだと思っていますが、この食べ方に関しては、いつも生徒たちから大ブーイングです。ですが、今夜は仕事後、このちょうどいいピリ辛具合のクリクリとビールを邪道だろうが、なんだろうが、一緒にいただきますよ。・・・あっ、でも今夜はビールがなかった。ショックです。翌日、ゾマホンさんが「冷蔵庫のビール飲んでいいよ。」と言ってくれたので、即行で開けました。めでたし、めでたし。

永田

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