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NPO法人IFE

旅行道

May 2011 の記事一覧

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海外旅行保険について(2)

前回は、海外旅行保険の加入を勧める内容の話だった。では、どう申し込むのか。

現在は、インターネットで、クレジットカードを利用して申し込むのが最も便利だ。そのうえ、料金も通常より安い(一部の保険会社は、出発当日でない限り、コンビニでも支払いが出来る)。

クレジットカードが無い場合は、各旅行会社の窓口でも申し込むことが出来る。また、国際線が発着する空港では、必ず海外旅行保険のカウンターがあり、ここでも申し込むことが出来る。出国審査場を通過しても、自動の申込機が設置されている空港もある。ただし、いずれも料金は割引きが無いため、安く済ませたいのであれば、事前にインターネットで申し込んでおいたほうがいい。それも、出発から1週間以上前がベターだ。なぜなら、保険会社から保険利用のガイドが郵送されるからだ。直前の申込だと、自宅のプリンターで保険利用のガイドを全て印刷せねばならず、面倒である。

ところで、既往症を持った方で旅行される際に、「既往症は保険の適用外」と言われたことは無いだろうが。僕も病気持ちで、こういう対応には何度も直面した。多くの保険会社は、既往症については適用外としているが、AIUの海外旅行保険には、保険期間が31日以内の場合に限り、「疾病応急治療・救援費用」というサービスがある。これは、旅行出発前の病気において、旅行中に応急治療を受けたり、3日以上入院したりした際、300万円まで保険金が出る制度である。既往症がある者にとっては助かる制度だ。ただし、他の保険会社よりも掛け金ははっきり言って高い。おまけに、31日以内だから、長期旅行に関しては適用外となる。僕は出来るだけ節約したいたちなので、「31日以内の旅行で、医療水準が高くない国に行く場合は、AIUのプランにする」と決めている。逆に、2泊でソウルや台北などに行く場合は、「最低限度の補償の安い保険」と決めている。

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海外旅行保険について(1)

海外で万が一の病気や事故にあった場合、金銭面での補償をしてくれるのが海外旅行保険だ。海外旅行のガイドブックには必ず情報が掲載されているし、インターネットで航空券やツアー旅行を申し込む際も、広告が出ることもある。

いろいろ意見はあるだろうが、僕は短期旅行であっても、最低限の補償をしてくれる保険には加入しておいた方がいいと考えている。病気やけがはどういう形でなるかわからない。どれだけ気をつけても、スリやひったくりにあう可能性はゼロではない。飛行機が何らかの影響で遅れることもある。そういうトラブルに巻き込まれた時に、少しは助かることがありうるのだ。

短期旅行ではどういう保険を選ぶべきか。僕は、最低限の補償額が付いているセットプランでいいと思う。例えば、2泊でソウルや台北に行って、後遺障害が残るようなケガや病気にかかる可能性は極めて低い。トラブルと言っても、せいぜい、物を破損したり(壊されたり)、スリやひったくりにあうといったことぐらいだろう。

一方、長期旅行、特にアフリカなどの遠方の長期旅行はよく考えた方がいい。まず治療費だが、長期でアフリカに行くと、マラリアなどの風土病にかかる可能性は高い。それも、1度で済まない場合もある。きちんとした医療設備のある病院で診てもらうことになると、治療費はかなりの額になる。十分に補償してくれる保険の方が、安心だ。次に救援費用だが、家族がアフリカなどにいざ救援に行こうと思っても、安い航空券はまず取れない。往復100万円近くする正規運賃くらいしかない。それも、場合によっては複数人で複数回往復することになることもありうる。そう考えると、移動費だけで数百万円に達する可能性もある。この救援費用に関しては、高めに保証してくれているプランを選んでおいた方が得策である。

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