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NPO法人IFE

旅行道

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海外旅行保険について(1)

海外で万が一の病気や事故にあった場合、金銭面での補償をしてくれるのが海外旅行保険だ。海外旅行のガイドブックには必ず情報が掲載されているし、インターネットで航空券やツアー旅行を申し込む際も、広告が出ることもある。

いろいろ意見はあるだろうが、僕は短期旅行であっても、最低限の補償をしてくれる保険には加入しておいた方がいいと考えている。病気やけがはどういう形でなるかわからない。どれだけ気をつけても、スリやひったくりにあう可能性はゼロではない。飛行機が何らかの影響で遅れることもある。そういうトラブルに巻き込まれた時に、少しは助かることがありうるのだ。

短期旅行ではどういう保険を選ぶべきか。僕は、最低限の補償額が付いているセットプランでいいと思う。例えば、2泊でソウルや台北に行って、後遺障害が残るようなケガや病気にかかる可能性は極めて低い。トラブルと言っても、せいぜい、物を破損したり(壊されたり)、スリやひったくりにあうといったことぐらいだろう。

一方、長期旅行、特にアフリカなどの遠方の長期旅行はよく考えた方がいい。まず治療費だが、長期でアフリカに行くと、マラリアなどの風土病にかかる可能性は高い。それも、1度で済まない場合もある。きちんとした医療設備のある病院で診てもらうことになると、治療費はかなりの額になる。十分に補償してくれる保険の方が、安心だ。次に救援費用だが、家族がアフリカなどにいざ救援に行こうと思っても、安い航空券はまず取れない。往復100万円近くする正規運賃くらいしかない。それも、場合によっては複数人で複数回往復することになることもありうる。そう考えると、移動費だけで数百万円に達する可能性もある。この救援費用に関しては、高めに保証してくれているプランを選んでおいた方が得策である。

さらに、AIUの海外旅行保険には、治療・救援費用に関して保険金支払額が無制限となる「AIUインフィニティブプラン」がある。治療・救援費用「無制限」であるため、滞在中は治療費・救援費用に関しては心配しなくてよい。ただし、掛け金が他社と比べて少し割高だ。気候も環境も日本と大きく異なるアフリカに長期で行くと、必ずといっていいほど体調がおかしくなることがある。長期で行く場合は、こういうサービスを利用することも考えておこう。

ところで、キャッシュレスサービスというのはご存じだろうか。

通常なら、一旦被保険者が治療費を払って領収書をもらい、その領収書を保険会社に送り、保険料を請求する。もちろん、現在もこの方法で保険金を請求することが出来る。しかし、海外の治療費は高額で、所持金がなくなってしまう可能性もある。帰国後の手続きも面倒だ。そういう手間を省いてくれるのがキャッシュレスサービスだ。保険会社が契約している病院で治療を受けた場合、治療費は保険会社が全額払ってくれるサービスである。このサービスを利用する場合は、まず保険会社(海外支店)に連絡し、保険会社が契約している病院を紹介してもらう。その病院へ行って保険契約書やパスポートなどを提示し、必要書類を書き込み、治療を受けるのだ。詳細は、各保険会社のガイドを熟読しておくこと。

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