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NPO法人IFE

アフリカニュース

April 2007 の記事一覧

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アフリカ関連書籍の紹介「新書アフリカ史」

アフリカ史、特にサブサハラアフリカ(サハラ以南アフリカ)について、今まで詳しく勉強したことがあるだろうか?高校の世界史の教科書を見てみても、サブサハラアフリカに関する記述が少ない。その数少ない記述についても、奴隷貿易以降のものが大半で、しかもそれらのほとんどは、ヨーロッパやアメリカからの視点で描かれているものである。そのため、奴隷貿易よりも前にあった諸王国や諸地域の様子、民族の関係などについては、ごくわずかにしか紹介されていない。

今回紹介する「新書アフリカ史」(宮本正興、松田素ニ編、講談社新書)では、今まで主にヨーロッパやアメリカの文字資料によって書かれたアフリカ史に、口頭伝承や考古学、民族学や言語学など、歴史学以外の学問的視点を持たせることで、アフリカ五大河川周辺の社会やサハラ交易といった、今まで日本人が知ることが無かったアフリカ史の一面が、詳細に書かれている。

新書ながら600ページ近くにもなる程のボリュームのある構成で、日本の大学の講義でも参考文献として使われるほど充実したものとなっている。アフリカを知る、特にサブサハラアフリカの歴史を深く知りたい人には、おすすめの一冊である。全国の書店や、オンラインショッピングで購入可能。

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リベリア大統領が来日

3月11日~14日まで、エレン・ジョンソン・サーリーフ、リベリア共和国大統領が日本を訪問した。リベリア大統領の日本訪問は、今回が初めて。サーリーフ大統領は日本滞在中、天皇陛下との御会見を行ったほか、安倍総理、各大臣らと会談を行い、国連大学で講演も行った。

安倍総理との会談においては、国際機関を通じて元児童兵・制的搾取・暴力被害者支援等、食糧援助、難民帰還の為に、合計約656万ドルの支援を予定していることを述べた。一方サーリーフ大統領は、債務帳消し、医療・保健分野におけるインフラ整備への支援を安倍総理に求めた。また両首脳は、国連安保理改革や北朝鮮問題において、今後も引き続き連携・協力していくことを確認した。

さらにサーリーフ大統領は、2001年に国連安保理で採択されたリベリアのダイヤモンド禁輸措置を今年9月に解禁することを目指し、内戦終結後の復興資金を獲得するため、ダイヤモンドの輸出再開に意欲を見せていた。

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