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NPO法人IFE

アフリカニュース

July 2008 の記事一覧

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アフリカを体感できる大学祭 ~旧大阪外語大・夏まつり~

大阪大学外国語学部(旧大阪外国語大学)で、6月28日(土)に夏まつりが開催された。外国語学部の前身である大阪外国語大学が統合され今年の開催が危ぶまれたが、大学職員や卒業生らの協力により、今年も例年と大きく変わることなく開催された。

25言語の専攻語がある外国語学部の夏まつりでは、外国料理の模擬店がたち、東アフリカのサンブサ(春巻のような三角形の揚げ物)や北アフリカのクスクスほか、デンマークやイランなど世界各国の料理を味わうことができるようになっていた。

3年前からは民族衣裳を披露する企画が組み込まれた。タイ語専攻はタイの民族衣裳を、ウルドゥー語専攻はパキスタンの衣裳をまとうなど、普段は見られない 民族衣裳が一度に見られ、多くの来場者の人気の企画となっている。日本で唯一のスワヒリ語(※1)専攻もこの企画に出場。スワヒリ語が話されてるケニア、 タンザニアなどの東アフリカの民族衣裳『カンガ』をまとい、ジェンベとよばれる木をくりぬいてヤギ皮を張った太鼓にあわせて踊りを交えて披露した。

また、西アフリカの音楽とダンスを行なうサークル『タリベ(TALIBE)』では、先述のジェンベをメインに用い演奏した。太鼓のカーンという音と全身で 躍動感のある踊りで大いに盛り上げ、中には踊りだす客もいた。タリベの演奏は大学祭の名物の一つになっており、立ち見の客が出るほどの盛況であった。

民族衣装 カンガタリベの演奏

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TICAD IVを振り返る

福田総理は、日本企業のアフリカへの投資を促進させるため、国際協力銀行に「アフリカ投資倍増支援基金」を設け、今後5年間で25億ドル(約2600億円)規模の金融支援を行うことを表明した。また、アフリカの開発や成長、投資に必要な交通インフラの基盤整備支援に、5年間で最大40億ドル(約4150 億円)の円借款を提供することも明らかにした。さらに、医療・保健分野における10万人の人材育成、母子手帳の普及、地下水開発や水道管理の専門家である「水の防衛隊」の派遣などに関しても明らかにした。大枠は決まったものの、今後ここで表明された支援が具体的にどのように行われるかが大きな課題となった。

このほか福田総理は、国連安保理改革、および常任理事国入りについてもアフリカ諸国に理解を求めた。

アフリカ諸国からはインフラの問題を取り上げた発言が目立ったほか、日本からの投資を求める声もあった。アフリカ諸国の経済成長率は平均 6%で、比較的順調に推移していると見られている一方、政情不安な国が多いというイメージやヨハネスブルクなど大都市での凶悪犯罪が課題になっている側面もある。

会議は30日、TICAD Ⅳで採択される今後のアフリカ開発の方針を示す政治的文書である「横浜宣言」をもって閉会した。この横浜宣言は、アフリカ開発のために国際社会の取り組みを強化することをうたったもので、(1)広域インフラの開発と、農業の生産性向上、および水資源の供給および管理等に対する支援、(2)エイズやマラリアなどの感染症の取り組みを含む保健システムの強化、(3)切れ目のない平和構築への努力と、安全保障理事会を含む国連の改革の必要性、(4)気候変動に対処するための技術移転――などが盛り込まれた。今後の道筋として、G8の議長国である日本が、TICAD IVの成果を今年の洞爺湖サミットにつなげていく重要性を確認した。

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