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NPO法人IFE

日本留学を目指す学習者たち

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フンボさん、ダデさん、セバスチャンさん

将来のベナンのリーダーたち

IFEの産業支援プロジェクトでプロジェクトリーダーとして、こちらにいらっしゃっていた加藤さんが帰国されました。加藤さんがベナンにいらした間、学生たちが加藤さんとプロジェクトについて、また自分の専門について話している姿をよく見かけました。

今回はその中で最も真面目に加藤さんと話していた3人をご紹介いたします!

フンボさん◆フンボさん

フンボさんは既にやりたいプロジェクトがあり、長い間そのプロジェクトを温めていました。短く言えば、『パーム王国復活プロジェクト』とでも言えるでしょうか。昔、ベナンはパームの生産No.1の国でした。パームの油もたくさん生産していたようです。ですが、今では外国からパームの油を輸入している状態。フンボさんはそんな状態から昔のベナンを取り戻そうとしているのです(ちなみにフンボさんのご実家では昔からパームの油をつくっています)。

今回加藤さんの指導の下、計画書を練り直すことで、より実現可能なプロジェクトになってきたそうです。資金の面で難しいところがあるので、すぐに始められないのですが、近い将来、ぜひこのプロジェクトを実行に移してもらいたいと思っています。

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ジェラさん

たけし日本語学校では上から2番目のクラスに在籍しているジェラさんをご紹介します。

ジェラさんQ1:ジェラさんの趣味は何ですか。
A:私の趣味はおもしろい映画を見ることです。そして、将来、俳優か、映画監督になりたいです(笑)
(「たけしさんに伝えてください。」と笑いながら言っていました。)

Q2:どうして日本語を勉強していますか。
A:私は日本の文化と日本人の考えることが大好きですから、ベナンが発展するように日本の大学で勉強しようと思っています。

Q3:日本で何を勉強したいですか。
A:ベナンの大きい問題の一つはごみの問題です。
それで、日本人はどうしますか。どうやってごみのリサイクルをしますか。その方法を勉強したいです。

Q4:将来何をしたいですか。
A:日本で勉強したあと、ベナンへ帰ったら、自分の会社を作ります。毎日会社が発展するように熱心に働きます。そして、ベナンをきれいにするために、ゴミのリサイクルのNGOもつくります。

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ジェラさんは日ごろからコツコツと日本語を勉強していて、総合的な日本語力は群を抜いています。

糸川先生がいらっしゃったときに、空港で見送りのスピーチをしてくれましたが、本当にすばらしかったです。ぜひ、日本へ留学して、ひとまわりもふたまわりも大きくなって、ベナンに帰ってきてもらいたいと思っています。

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クリステルさん、ゴデンスさん、オシュマレさん

2010年12月12日、日曜日にも関わらず日本語能力試験4級の過去問題をしに集まった3人をご紹介します!

以前ブログに書いたことがありますが、火・木曜日の夜のクラスの方々です。日本語を勉強し始めて、1年半ぐらいの皆さんです。

クリステルさんゴデンスオシュマレさん

写真左から
クリステルさん コンピューター関連の仕事をしています。
ゴデンスさん 高校でドイツ語を教えています。
オシュマレさん アボメカラビ大学で、大学間の留学生を送り出す仕事をしています。

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アムスさん

アムスさんは2011年春より日本の大学院に留学予定です。

アムスさんQ1:日本語の勉強を始めたきっかけを教えてください。
A:日本は平和な国だし、質の高い教育機関がたくさんあるし、それに日本は文化遺産が豊かですから、日本に興味を持ちました。そして、日本の大学で勉強したいと思い、日本語を勉強し始めました。

Q2:アムスさんは以前、日本の豆腐屋さんで研修しましたが、その研修について教えてください。
A:豆腐屋での研修は2008年4月15日から29日までの2週間でした。いろいろなことを学べましたから、研修を終えて、とてもうれしかったです。濃いにがりのうすめ方について、ご主人が私のやり方を誤解していたので、わかってもらうのが、大変でした。でも、たくさん話したあとは、わかってもらえました。

Q3:これからのアムスさんの目標、夢を教えてください。
A:日本では土木工学と環境工学とゴミ処理を勉強します。そして、将来はベナンへ帰って、国の環境をきれいにして、きれいで、強い道路を作るつもりです。それから、ゴミ処理(特にプラスチックごみ)をきちんとしたいと思っています。また、大きい豆腐屋を経営したいと思っています。

◆留学までサポートしてきた藤波先生より一言

アムスさんは穏やかな外見そのままに、性格も本当に穏やかです。彼が怒っているのを見たことがある人はいないと思います。

日本語の実力は、たけし日本語学校で長く勉強を続けている生徒の中でも群を抜いています。それは毎日の地道な努力の賜物です。彼は本当によく勉強します。その姿勢ゆえに、他の生徒からも尊敬されています。

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国費留学生の試験ではなんと英語よりも日本語の方が点数がよかったというアムスさん。ビジネスクラスでも、難しい単語・言い回しがどんどん彼の口から出てきます。アムスさんの留学生活が実り多いものになるように祈っています!(市川)

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イェワダンさん

イェワダンさんは2010年9月から日本の共立女子大学に一年間留学します。

イェワダンさんQ1:いつから日本語を勉強していますか。
A:2006年1月から日本語の勉強を始めました。友達がイフェ日本語学校を紹介してくれました。

Q2:どうして日本語の勉強を始めましたか。
A:外交といろいろな国の関係を勉強していましたから、アジアの言葉を勉強したかったです。
それから日本の文化と一生懸命働いている日本人が好きですから。

Q3:日本で何を勉強したいですか。
A:日本で、政治学や華道、デザインなどを勉強したいです。たくさんありますが、大切なのはこの3つです。

◆留学までサポートしてきた藤波先生より一言

イェワダンさんは美人なうえに、ベナンのテレビ番組でコメンテーターを務めるほどの優秀な生徒で、まさに才色兼備の女性です。おとなしく、静かな外見とは裏腹に熱いハートの持ち主で、日本語の勉強も常に一生懸命です。日本での勉強にも強い意欲を燃やしています。

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知的で、礼儀正しいイェワダンさん。日本でいろいろなことを吸収して、ゆくゆくはベナンの外交に参画してもらえたら・・・と思っています。みなさま、日本でのサポートよろしくお願いいたします!(市川)

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ボニファスさん

窓も扉も無い一つだけ小さな教室。でもこの学校には大きな夢と希望に満ち溢れている自慢の学校です。大勢の学習希望者が訪れ、賑やかな毎日です。残念ながら教室の関係上、入学のチャンスが掴めるのは極僅か。
その中で何度も足を運び、学びたいと訴えてきたのがボニファスさん。彼は目が見えません。
日本の目が見えない方々と日本語で交流を深めたいという強い意志を持っています。彼の熱意に押され、個人クラスが決定しました。正直私も初めての事で、どの様に教えたらいいのか悩みました。アフリカは新たなる挑戦の機会を与えてくれます。

ボニファスさん努力家で積極的、課題も難なくこなす優秀な生徒。日本語を学べる事が嬉しくて、喜びに溢れている彼の周りには、授業が始まると自然に生徒が集まってきます。皆で教え合い、助け合い楽しんでしまうのがアフリカ流。
私の当初の悩みは何だったのかと思う程です。

学校で人気者の彼、実はベナンでは誰もが知っている有名な歌手、ピアニストなんです。
当然授業でも日本の歌をたくさん歌いました。中でも日本のお祭りでは観客の前で『翼をください』を熱唱しました。彼の甘く素敵な歌声に多くの人が魅了されました。
日本語と音楽で、日本とアフリカの架け橋になりたい。強い信念持ち日本語の学習に励んでいます。
彼の壮大な夢への応援をよろしくお願い致します。

元たけし日本語学校教師大島清美

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