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うちのお父さんはパソコンも出来ない。
つい先日、電車に乗っていると高校生らしき学生がそんな話をしていました。
話は一気に飛びますが、ベナンでの小学校建設の話。。。
僕たちが小学校を建てる上で、一番気になるのが、学校に通っている子供たちの教育内容。
なにしろベナンでは、まだ国民全体の70パーセント近くが公用語であるフランス語が読めない、書けない。
そんな中、小学校が建った地域の子供たちが、学校に通い始めるとどうなるか。
自分の親はフランス語が読めない、書けない。
しかし自分たちは読める、書ける。
そうするどんなことが起こるか。。。
子供たちの中には親を馬鹿にする子供たちが生まれます。
そう、「うちのお父さんはパソコンも出来ない。」というような感じで。。。
ベナンでは、かつての日本がそうであったように、親は絶対です。
それが「教育」というもので、その関係がいとも簡単に崩れます。
そうならないように、現地の子供たちにはゾマホンが小学校を訪れるたびに、「親を大切にしなさい」と教えています。
小学校を建てるのは簡単・・・ではないが、それ以上に「教育を受けた人」「教育を受けなかった人」で差別が起こらないようにするのは、根気が必要ですが、とても大切なことです。
人の振り見て、我が振り直せ・・・ではないですが、「うちのお父さんは・・・」という考え方は絶対にやめましょう。