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NPO法人IFE

アフリカニュース

February 2008 の記事一覧

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高村外相がタンザニアを訪問

高村外務大臣は、1月4日から6日にかけてタンザニアを訪問した。日本の外務大臣がタンザニアを訪れたのは、今回で29年ぶり3回目。大統領、外務国際協力相らと会談を行ったほか、4日には日本の対アフリカ政策について言及し、約300億円の支援の実施と、今年5月に開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD)の目標について述べた。

約300億円の支援は「人道危機・平和構築対策支援」と位置づけ、この一部を、昨年アフリカ諸国を襲った洪水や旱魃などへの対応や、タンザニア国内にいるコンゴ民主共和国やブルンジからの難民の状況を改善することに使われる。また、アフリカの「ブランドイメージを」明るいものとして定着させ、次のTICADを洞爺湖サミットにもつないでいく重要性にも触れた。

さらに高村外相は、日本が行うアフリカ援助は長期的な視野で行っていることを述べたほか、「人」に対する投資を重要視し、自立へ向けた自助努力を重んじるところに、日本の開発援助に対する考え方があることを強調した。

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ケニア大統領選挙後の混乱

昨年12月27日に行われたケニア大統領選挙の結果をめぐって、再選を目指す与党「国民統一党(PNU)」党首のムワイ・キバキ氏(76)と、最大野党「オレンジ民主運動(ODM)」の党首、ライラ・オディンガ氏(62)が対立し、一部地域では大規模な暴動が発生している。

ケニア選挙管理委員会は、開票3日目の中間発表において、オディンガ氏のリードを伝えた。だが、このときはキバキ氏支持者の多いケニア中東部の開票が完了していなかった。翌日、同選挙管理委員会は、キバキ氏が4,584,721票を獲得し、オディンガ氏が4,352,993票の獲得に留まったことで、キバキ氏再選を発表した。ところが、オディンガ氏が「選挙に不正があった」として敗北を認めなかった。このことから、オディンガ氏の支持者らと治安部隊が衝突し、多数の死者が発生する事態となっている。また1月1日、EU(欧州連合)の選挙監視団は、民主的選挙の基準を見たいしていないと認識を示しており、これが野党勢力の勢いを強めているという見方もある。

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