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NPO法人IFE

日本語教師の窓

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お便り 85 - 11月後半

市川先生 編

2010年11月18日(木)ガソリンチケットの使い方

ベナンでは交通費としてガソリンチケットが支給される会社があるそうです。

みなさんお金がほしいので、そのガソリンチケットを80%の価格でガソリンスタンドに売り、自分で使うガソリンは道路わきで売っているガソリンを使うそうです。その差額はおこずかい・・・といったところでしょうか。

最近では道路わきで売っているガソリンの質もいいので、バイクや車が壊れやすくなると心配も少なくなってきたようです。

2010年11月21日(日)藤波先生、お誕生日おめでとう!

藤波先生birthday今日は藤波先生のお誕生日でした。

夜の授業が終わってから、生徒さんと一緒にパーティーをしました。藤波先生はウィスキーがほしいとかボンバが何着かほしいと言っていましたが、なんとそのとおり、ウィスキーを生徒さんからいただき、ボンバと布をあわせて3着分いただいていました。

28歳の抱負は「字を丁寧に書く」だそうです。何事も丁寧にするということのようです。

2010年11月27(土)脱落せずに・・・

今日は1月開講予定のクラスの説明会をしました。説明会をするのは初めてなのですが、この目的は今現在開講を待っている方が200人ぐらいになったため、日本語はひらがな、カタカナ、漢字を覚えなきゃいけないとかいろいろ言ったら、勉強するのをやめる人が出るんじゃないか・・・と思ったので、40名ぐらいに電話をかけて、説明会を開きました。

集まったのは38人。みんな「やる」ということで、脱落者はいませんでした。参加した人の中から「ひらがな、カタカナ、漢字のうち、どれか一つを選べないのか?」というおもしろい質問がでましたが、「私はゼミジャンで学校へ行きます。」という文を書いて、選べないことを納得してもらいました。

これから暑い季節になります。昼間12時からの授業はかなり厳しいと思います。そして、教室(外も含め)には40人もの人が集まるわけですから、さらに暑さが増すことでしょう。一体どれだけの人が続けられるのでしょうか。

それにしても、12時に説明会が始まるから、遅れないでください、と電話したにも関わらず、平気で50分、1時間と遅れる人たちの気がしれません・・・。

2010年11月29日(月)ベナンの魔女

以前、授業で文をつくってもらったときに、「ベナンの魔女は・・・」という文が出てきました。

「魔女」と言われて、私はよく物語に出てくる魔女を想像していたのですが、ベナンの魔女はそうではないようです。

(私は疲れ果てて、寝ていたのでまったく知らないのですが、)昨日の夜11時半過ぎに、ジャパンハウスの周りで20人ぐらいの人々が一人の女性を追いかける騒動があったそうです。その追いかけられていた女性が「魔女」でした。ベナンの魔女は人を殺したり、子どもをさらったりします。見たことはありませんが、空も飛べるそうです。この魔女もブードゥー教から来ているそうですが、悪いブードゥーとのことです。

昨日、その魔女はある男性を標的に選んだのですが、どうもその男性が強かったため、逆に追い詰められてしまったそうです。昨夜の魔女の写真をみると、魔女はいわゆる魔女の格好をしておらず、上半身裸で、ハーフパンツをはいていました。「魔女」が「魔女」の格好をしていなかったことに、ひどくがっかりし、興味深い話もまったく興味を持って聞けなくなってしまいました。

2010年11月30日(火)貢ぎの文化

「〜てあげます」「〜てもらいます」「〜てくれます」の復習の授業中・・・

『ベナンの男性は女性に何をしてあげますか?』

と質問を投げかけたところ、「お金をあげます。」「服を買ってあげます。」と男性陣は即答。「お金をあげなければ、女性は自分のもとを去る」と。これは恋人同士の場合ですが、「お金」とはっきり言うところがすごいな、と思いました。20代の男性数名が言っているのですから、よくあることなのでしょう。

女性の意見を聞くと、「お金は一番じゃない」ということでしたが、男性が「どうぞどうぞ」とお金を差し出したら、きっともらうんだろうな・・・という感じでした。

日本にも男性に貢がせる女性はいると思いますが、日本よりもはっきりとした「貢ぎの文化」だと思いました。

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