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NPO法人IFE

きときとアフリカ

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生きるということ

第8期日本語教師が帰国し、北野武さんに両先生と共に帰国報告をしました。仕事の合間のわずかな時間でしたが、挨拶に行くと、武さんから私たちに寄ってこられ、現地の事に耳を傾けてくださいました。

そんな日の前日、僕の高校の剣道部の後輩が病で帰らぬ人になったと連絡をうけました。
その後輩は、剣道部の後輩であると同時に、ちょうど僕が教育実習で高校に帰ったときの生徒でした。

女の子だったのですが、とても印象深い後輩で、「キャッキャ、キャッキャ」と無邪気に笑う姿が本当に印象的でした。

どんな辛い稽古でも、ムードメーカー的存在で、そんな彼女が病に倒れるなんて想像もできなく、正直、連絡を受けても、まともに受け止めることはできませんでした。

「生きる」ということについては、ベナンでも色々考えさせられました。何しろ医療も発達していないベナンでは、この前まで一緒に話をしていた人が亡くなったとか、知っている子供が亡くなったとかを時々聞いて、虚しさというか虚脱感というものがありました。

あまりにもショックだったので、仕事の帰りに上智大学にある教会に行ってきました。
僕はクリスチャンではないですが、ゾマホンさんと時々会っている大学だったので、一人でふらっと入りました。

しばらく彼女の冥福を祈った後、彼女が「どう生きたのか」をずっと考えていました。
きっと彼女は人生を生ききったのだと思います。剣道をしているときも、常に彼女は全力でした。

僕はその後輩からいろいろ教わりました。そしてこれからも彼女の冥福を祈りつつ、全力で生きていこうと改めて思いました。

改めて、心より彼女の冥福を祈ります。

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