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NPO法人IFE

アフリカニュース

March 2008 の記事一覧

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一村一品マーケットを訪ねて

開発途上国「一村一品」運動というのをご存じだろうか。この運動は、いわゆる開発途上国といわれる国々の地域住民が作る特産品を、世界の市場にも通用する競争力のある商品に仕上げる活動のことで、経済産業省が中心になってこの活動を支援している。2006年に始まった開発途上国「一村一品」キャンペーンで各種展示会を開催したほか、関西、成田、羽田の各空港に、展示・販売コーナーを設置している(羽田空港は08年3月まで)。

実際の展示・販売コーナーはどのような様子なのか、一村一品マーケット・関西空港店を訪ねた。この店は、ちょっとした民族学博物館のように品物を展示・販売している。アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、オセアニア諸国のアクセサリー、小物入れ、食料品などが並べられているほか、楽器、切手(未使用)、西アフリカ諸国のマスクなど、他の民芸品店ではみかけないものも取り揃えていた。各商品の値札には、価格以外に生産国とその国旗が併せて付けられていて、異国の雰囲気を醸し出すくふうがなされている。興味のある人なら、退屈することはないだろう。店員によると、空港利用者や従業員のみならず、大阪という土地柄もあってか、他店よりも安いものをまとめて買う中年女性が結構いるとのことである。

本来すでにこのプロジェクトは終了している予定だったが、今年はアフリカ開発会議(TICAD)が開催されることもあり、8月までは関西空港と成田空港の店舗が残されることが決まっている。近くに住む方は、一度足を運んでみてはいかがだろうか。

一村一品マーケット

(現地取材、2008年3月17日、写真撮影2008年3月23日)

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ベナン・アメリカ首脳会談開催 - ブッシュ大統領がベナンを訪問

アメリカのブッシュ大統領が2月15日から21日の日程で、ベナン、タンザニア、ルワンダ、ガーナ、リベリアの5カ国を歴訪し、16日にはヤイ・ボニ、ベナン大統領とコトヌーのカジェウン国際空港で会談した。アメリカ大統領がベナンを訪問したのは今回が初めて。

両大統領の会談は3時間と非常に短いものであったが、実り多き首脳会談となり、両大統領は、「素晴らしい関係を結んだ」と述べた。今回の首脳会談では、アフリカにおける協力関係や対立状況、ベナンの平和維持活動の参加、国連改革などについて話し合った。ヤイ大統領は、「ブッシュ大統領は任期中、アフリカに対して懸念を示し、特にマラリア対策や教育、対エイズ緊急計画や女性の地位向上などのイニシアティブをとってくれた」と称賛した。一方ブッシュ大統領は、腐敗の追放に取り組み、すべての人間に各人の望みや願いに応える政府が必要であるということを信じているヤイ大統領を称賛した。また教育政策についても触れ、「国民への教育機会の拡大において共に取り組めるのはうれしい」と述べ、ヤイ大統領を高く評価した。

一方、今回のアメリカの大統領訪問が、ベナン人への教訓になったとの指摘がある。アメリカ側の時間の正確さ、会談時の護衛隊の行動、記者会見での言動、あいさつの交わし方など、全てにおいてアメリカから学ぶものがあり、良い影響を受けたという意見もある。

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アフリカ連合首脳会議開催 - 森元首相も出席

1月31日から2月2日までの3日間、エチオピアの首都アディスアベバでアフリカ連合(AU、モロッコを除く独立国52カ国と西サハラ)の首脳会談が行われた。仮名カ国国の議員のほか、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長、日本アフリカ連合友好議連会長の森喜朗元首相も参加した。会議では、ケニア情勢の対応について話し合われたほか、いわゆるスーダンのダルフール紛争について協議された。

今回の森氏の訪問の目的は、5月に横浜で開かれる第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)への参加を呼び掛けるほか、国連安全保障理事会常任理事国入りの支持拡大や、地下資源獲得や対アフリカ投資の増加が著しい中国の対抗意識もあるとみられる。さらに、7月の洞爺湖サミットで、アフリカ諸国の積極的な関与を引き出す目的もある。

なお、今回のAUサミットでは、新委員長が選出された。新たに選出されたのは、元ガボン外相のジャン・ピン氏で、2004年に国連総会議長に選出された経験があるほか、05年の国連安保理改革問題で対立した加盟各国の仲裁に尽力を尽くしたことなどが高く評価された。

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