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NPO法人IFE

アフリカニュース

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エチオピアレストランを訪ねて

23日のIFE感謝祭では、参加者にベナンの料理を味わってもらうことができた。参加者の中には、おそらく初めて口にしたであろうベナン料理やアフリカ料理を食べて、いろんなアフリカ料理を食べてみたいと思った方もいるのではないだろうか。

エチオピア料理日本ではなかなか食べることができないアフリカ料理だが、大阪・心斎橋にエチオピア料理が食べられる店があり、どんな料理が食べられるのかを確かめに行ってみた。店の名前はアクスム(AXUM)という。アクスムとは、エチオピア北部の都市で、世界分化遺産に登録されたオベリスクが存在することで有名である。私自身、エチオピア料理を食べた経験が無かったので、西アフリカや東アフリカの料理とどう違うのか、非常に楽しみにしていた。店員であるエチオピア人女性に案内され、写真付きのメニューを見る。全体的にやや辛めのものが多いように感じられたが、私はそのなかで最も食べやすそうなBセットを選ぶことにした。正直なところ、辛いものばかりだと食べる自信が無かったのだ。

最初にサラダが出され、その後しばらくしてメインディッシュが出てきた。メインディッシュは、主食とされているパン2種と、カレーのようなスープが3種(カイ・ワット、ドロ・アリチャ、ゴーマン)である。パンはサクサクの食パンのようなダボというものと、灰色でみみのない食パンのようなインジェラというものだった。インジェラは、くるくると巻いてあった。

「エチオピア料理は初めて?」と店員さんに聞かれた。初めてであると答えると、丁寧に食べ方を教えてくれた。食べ方といっても、ダボかインジェラを3種の スープにつけて食べるだけで、ベナンのアグーやケニア、タンザニアのウガリと対して変わらない要領で食べることができる。灰色のインジェラは、日本の巻き 寿しのように巻いて食べるのだが、いずれにせよ、手でちぎってスープのようなものにつけて食べるスタイルであることには変わりない。

店内にはエチオピアンポップのビデオが流されていた。アフリカでテレビを見た人ならご存知だとは思うが、アフリカのテレビでは時折歌とダンスが延々と続く 時間帯がある。私がここで食事したときも、エチオピアの歌手が踊りながら歌っている映像が流れており、まさにアフリカにいるような気分にさせてくれた。

食後にはエチオピアコーヒーがついてくる。これがまた非常に香ばしいのである。さすがコーヒーの原産地だけあって味わい深いコーヒーだなと思わず感心し た。このコーヒー、別途で頼んで飲んでも300円というから、値段の割に質の高いコーヒーを飲むには、ここに立ち寄るのも一考である。ちなみにここのレス トランの食材は、エチオピアから輸入しているとのこと。

店のオーナーも日本語ペラペラで、ギャグでお客を喜ばせる陽気な方であった。

エチオピアやアフリカの空気に触れてみたい方は、一度足を運んでみてはいかがだろうか。

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