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世界陸上大阪大会開催 ~ケニア、金メダル5個~
8月25日から9月2日までの9日間、大阪・長居陸上競技場にて、陸上の世界選手権大会が開催された。アフリカ諸国のアスリートたちもこの大会に参加し、ケニア勢、エチオピア勢が長距離種目を中心に大活躍を見せた。
ケニア勢は男女とも、マラソンで特に強さを発揮した。男子マラソンではキベトが2時間15分59秒で、女子マラソンでヌデレバが2時間30分37秒でゴールし、それぞれ金メダルを獲得した。マラソン以外にも、男子800メートル、女子800メートル、男子3000メートル障害でも金を獲得した。男子 3000メートル障害では、キプルト、ケンボイ、マテーロングの3選手が10年ぶりに表彰台を独占し、ケニアの底力を改めて見せつけた。ケニアはこの大会で金メダルを5個獲得し、アメリカに次いで最多の金メダルを獲得した。
またエチオピアも、男子1万メートルのベケレ、女子1万メートルのディババ、女子5,000メートルのデファーが金メダルを獲得し、ケニアと共に長距離走で上位に食い込んだ。
長距離に新たな強者登場
長距離王国と言われているケニア、エチオピアに新たな強国エリトリアが登場した。男子マラソンのアスメロン、男子1万メートルのタデッセの両選手が、メダルこそ逃したものの、4位入賞を果たしている。特にダデッセは、競技序盤から終盤まで1位を保ってレースを引っ張っていたほどで、その存在感をしっかり見せつけた。ケニアやエチオピアのライバルとなるか、今後の活躍が楽しみである。
ベナンからも2選手が参加
世界陸上には、ベナンから2選手が参加した。ファビエンヌ・フェラエス(Fabienne Feraez)選手と、マテュー・ナリゴ(Mathieu Gnaligo)選手である。フェラエスは女子200メートルに出場予定だったが、怪我のため棄権。ナリゴは、男子400メートルに出場したが、予選の順位が7位だったため、準決勝には進めなかった。