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お便り 102 - 8月前半
笠井先生 編
2011年8月3日(水)農村を訪れて
7月末から8月の上旬にかけて、私と永田先生はゾマホンさんと共にベナンの北部、中部を訪れていました。
これは8月1日のベナンの独立記念式典への参加、そしてIFEが作った小学校、井戸、農場を見学するためです。
日本の支援者の皆様の思いと、ベナンの人々の思いが形となったものを実際に目にするというのは、非常に感慨深いものでした。
その小学校、井戸、農場のことを書こうかとも思ったのですが、今回は私の中に特に深い印象を残したある農村のお話をさせて頂こうと思います。
目的地へ向かう途中で立ち寄ったその村は、幹線道路から車で1時間ほど外れた所にありました。
周りには草木が生い茂り、外界から隔絶された印象を受けました。
歩いて町まで行商に行くときには、いったいどれくらいの時間がかかるのでしょうか。
村に行く途中に見かけたヤム芋を頭に載せた親子の遥かな道のりを思うと、気が遠くなるようでした。