本文へジャンプする

NPO法人IFE

きときとアフリカ

Published on

半ばは自分の幸せを 半ばは他人の幸せを

僕は剣道を始める前、少林寺拳法をやっていた。
その時、教えてもらった言葉。

「半ばは自分の幸せを 半ばは他人の幸せを」

自分にとって生きてきた30年間を振り返ると、何が一番幸せだったかと言えば、
もちろん家族の温かい愛情に包まれながらこれまで生きてこれたこと。

それともう一つ恵まれていたのは、人生の節目、節目に素晴らしい先生に出会えたこと。

もちろんこれまで順風な人生かといえば、アフリカの活動を始めた時も決して楽な道のりではなかった。日雇いをやっていたときは、3日に1食ありつけるかという状態だった。
実は昨年から初めて、某企業で正社員として月給をもらう職に就いた。
正直、仕事も一から勉強だったし、生活面はいまも大変だ。

でも、アフリカの活動を始めたのは、お金を貯めてから・・・と言う前に、
その時ゾマホンに会ったからだ。ただそれだけ。

繰り返しになるが、僕はこれまで生きてきて、素晴らしい先生に出会えた。
そして僕は決めた。大学を卒業したら、これまで自分を育ててくれた先生方のように、自分も誰かのためになりたいと。

僕は十分幸せをいただいている。大人になったいま、その幸せの半分をアフリカの子供達に分けたいと、本気でそういつも思っている。

そして、僕にはもう一つ幸せを分けたい人たちがいる。

それは、日本の子供達だ。

アフリカと日本をつなげることで、日本の子供達がどれだけ恵まれた環境にいるかを実感してもらいたい。
いま、生きている環境に感謝の心を持って欲しい。
「アフリカは貧しい、かわいそう」と思うより前に、自分たちの恵まれた環境を知って、
お父さんやお母さん、育ててくれている地域、そしてこの国に感謝の心を持ってくれたらな・・・と思う。
そして、恵まれた環境にいる日本の子供達は、世界の事をもっと考えてほしいと思っている。

僕がベナンで見た子供達は、確かに瞳がすごく綺麗だった。でも、「自分」が生きていくことで精一杯という感じだった。

日本の子供は生きていくゆとりがあると思う。

そのゆとりを無駄にしないで欲しい。

くだらないいじめなど、している暇なんてない。そんなの最低だ。
友達がいないなんて嘆いている暇はない。
友達なんて、ちょっと海を越えれば100万人はできる。

生きていくゆとりがある日本人。僕らが世界の事を考えないで、どうする。
おこがましいと思うかもしれないが、僕はそう思っている。

アフリカの活動を通して、日本がもっと幸せな国になりますように。。。
・・・・最後に僕の給料がもっと上がりますように・・・・

ベナンの農作業風景
 

コメントする

※管理者が承認したコメントのみ表示されます。

コメント投稿フォーム

« 前の記事 | 次の記事 »

ページトップへ戻る

サイトマップ