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NPO法人IFE

きときとアフリカ

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つながる・・・

ご連絡

現在、ベナン共和国では、インターネットが非常につながりにくくなっております。
たけし日本語学校の日本語教師として赴任されている永田先生、笠井先生のお友達、関係者様にはご不便をおかけしておりますが、ご了承ください。

先ほど現地にいる永田先生に国際電話をかけると、ちょうどインターネットカフェにいましたが、まだインターネットがつながらないとのこと。

もう1ヶ月もベナン全土でこんな状態が続いています。

日本では当たり前のようにつながっているから、つながらないという状態は想像できないかもしれません。ちなみに現在ベナン国内では、全くインターネットにつながらない訳ではなく、時々何かの拍子に一瞬つながったりするので、これがまた精神的に苦痛になります。

先生方は、最低週2回、インターネットを利用します。なぜ2回なのか。それは通信費が高いからです。日本で暮らしている人々には、その不便さは、もはや想像できないかもしれません。

特に近年はスマホなどが普及し、どこでもネットがつながる状態になっているから、「つながらない」という状態自体、数年前は日本人でも我慢できたけれども、いまの日本人には苦痛で耐えられないかもしれません。

だからスマホなどを子供の時から当たり前のように使っていると、大人になっていわゆる途上国に行って、その先でインターネットがつながらないとなると、精神的に耐えられないかもしれません。いや、その前に全世界どこでもネットがつながれば別ですが・・・。

話は飛びますが、青年協力隊で海外に行く隊員の研修では、3ヶ月間、携帯電話使用禁止などの研修を出発前にしたほうがいいかも・・・などと思います。

さて、ベナンの状況に話を戻します。

先ほども書きましたが、現在ベナンではインターネットが全土的につながっておりません。ただし時々つながることもあるので、先生方はとりあえずイン ターネットカフェに行きます。そして、何度も何度もアクセスにトライします。最悪、何時間も粘ります。それでもダメな時はあきらめて帰ります。

また、運良くつながっても、喜べません。ここぞとばかりにメールの送受信をすると、途中で切れてしまうこともあります。えっ!次のメールは誰からきたの?気になる!!・・・そんな状態で、切れてしまいます。

メールを送る際は、事前にテキストに文章を書いて、メールにコピーして送信するのですが、その際も送信途中で「ブツッ」と切れたりします。

1日や、2日くらいつながらないのなら、全く問題はありません。ただ1ヶ月も続けば、メールは溜まる一方。今度は読むだけでも時間がかかります。その中には「まだ返事がこないんですが。」と何通も届いていたりします。

いま、このブログを読んでくださっている皆さん、いまの状態を説明しただけでも、イライラしてきませんか?これが現状です。

「インターネットにつながらない。」・・・・もはや今の日本では、その状況がどんな精神状態になるのか想像もできないかもしれません。

・・・・ベナンでの活動・・・・・ようは見えないところで色々悪戦苦闘はあるのです・・・・

でも、その経験がハングリー精神を目覚めさせることにもつながります。だから私はあきらめたくない(ベナン全土に無線の基地局をつくれないかな~)。

そして改めて思うのです。日本のように当たり前のように「つながる」って素晴らしいと。

先人に感謝。

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