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中国国家主席 アフリカ8カ国を歴訪
1月30日から2月10日の期間、中国の胡錦濤国家主席は、アフリカ8カ国(カメルーン、リベリア、ザンビア、ナミビア、南アフリカ共和国、モザンビーク、セイシェル)を訪問した。昨年11月の「中国・アフリカ協力フォーラム」に続き、アフリカ諸国における中国の存在憾がますます大きくなりつつある。中国側にとっては、資源・エネルギー確保や国際政治上の優位性の観点から、アフリカを最重要地域としてとらえており、アフリカ諸国の対中債務の免除や、支援・協力事業の拡大を積極的に推し進めている。
胡国家主席の訪問地のひとつであるザンビアでは、中国初となる「アフリカ経済貿易協力区」が設立された。これは、中国とザンビアの経済、貿易協力を強化することと、両国の友好を促進することが目的とされており、8億米ドルもの投資が見込まれている。
また南アフリカ共和国では、胡国家主席が「調和のとれた世界をつくるために、中国とアフリカの結束と協力を高める」ことをテーマに、プレトリア大学で講演を行った。胡国家主席はムベキ南アフリカ共和国大統領とも会談し、政治的中立な立場と戦略協議、2国間の経済協力と貿易、外交協議を通じた調整と協力を推進することが同意された。
そのほかカメルーンやモザンビークなどでも、支援、援助に関する行事が催された。