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ガーナ独立50周年

3月6日、西アフリカのガーナ共和国が独立50周年を迎えた。ガーナは1957年の3月6日、サブサハラアフリカで初めて旧宗主国から独立し、独立運動を指揮したエンクルマ(Kwame Nkurumah、なおンクルマと表記されることもある)が初代首相(後に大統領)に就任した。ガーナの独立は、以後のアフリカ諸国独立の大きな契機になった。

独立50周年を迎えた今回の独立記念日には、首都アクラで式典が盛大に開かれた。また、パレードも行われ、ヤシの木や電柱、タクシー、中には頭にまで国旗を掲げるなど、盛大な式典になった。しかしながら、お金のムダ使いだとの指摘もあったほか、依然として大きな貧富の差がある事に対し、不安を持つ国民も中にはいた。

ガーナについて

基本統計

国名:ガーナ共和国
首都:アクラ
面積:238,537km²
人口:2110万人(2004年)
民族:アカン、ガ、エベなど
言語:英語(公用語)、エウェ語、ガ語、トゥイ語など
宗教:キリスト教、イスラム教、伝統宗教など
通貨:セディ、1米ドル=約9,000セディ(2006年5月現在)
元首:ジョン・アジェクム・クフォー(John Agyekum Kufuor)大統領

国名の由来

4~13世紀にセネガル川、ニジェール川間の地域(現在のマリ共和国西部)で栄えていた、ガーナ王国に由来する。現在のガーナはかつて金の産地であったことから、1481年にポルトガル人が上陸した際に、“ゴールドコースト(黄金海岸)”と名づけ、独立時までこの名称が使われた。

日本とのつながり

1000円札に登場する野口英世は細菌学者であり、生前はガーナのアクラで黄熱病の研究をしていた。だが、1928年に彼自身が黄熱病で死亡した。ガーナ大学医学部付属病院には、野口英世の銅像と記念碑があるほか、1979年には、日本の援助によりガーナ大学医学部附属野口記念医学研究所か創られた。そのような背景もあって、2002年にクフォー現ガーナ大統領が来日した際、野口英世の出身である福島県を訪れたという。

ガーナの主な観光地

アクラ Accra
  • 国立博物館:ガーナの文化や歴史に関する資料が展示されている。
  • マコラマーケット:民芸品や生活雑貨、食料品等何でもそろう。ガーナ人の生活も垣間見れる。
クマシ Kumashi
  • マンシア王宮博物館:昔のアシャンティ王国の宮殿跡がある。
ケープコースト Cape Coast
  • ケープコースト城:植民地政府の本部がおかれていた場所である。
  • 博物館:ガーナの歴史、奴隷貿易、アカン人の文化に関する展示がある。
  • ボルタ湖 Lake Volta:世界最大の人造湖で、クルーズを楽しむことができる。
  • モレ国立公園 Mole National Park:カバ、ゾウ、シカなど多くの動物を見ることができる。

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