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NPO法人IFE

日本語教師の窓

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12月後半 2

成田先生 編

2006年12月27日 ポヌさんの信じるもの

ヴードゥーの祭り今日は 夜 ポヌさんとたくさん話をした。特にゾマホンさんについて☆

ゾマホンさんは 大統領特別顧問。この仕事は 歴代の大統領が就く役職らしい・・。だから 大統領特別顧問で元大統領でないのはゾマホンさんだけ。(これってとてもすごいこと!)。 ヤイボニ大統領は それだけゾマホンさんのことを信用している。

こんな ゾマホンさんだから きっとねたむ人も多いことだろう。でも ゾマホンさんはボディーガードを雇わない。いつも ボンバ(民族衣装)にぞうりで あちこちへと出かけていく。

ヴードゥーの森ポヌさんに いままで 危ない目に会いませんでしたか?と質問したら 「ありましたよ」って。 え~!やっぱりあるんだ。でも よくよく聞いてみると ナイフなどの武器を使ってではありません。ヴードゥーです。と・・・・・。

でた!!ヴードゥー! 今までいろいろな博物館や森などに 連れて行ってもらい ヴードゥーの説明をしてもらったが

いまいち どんなものなのかわからない・・。アニミズムのようなものなのだろうが・・。それが どうやってゾマホンさんを狙うのだろう? でも その時 ポヌさんが 急に テレビの電源を切って 真剣な目で 話し出したので なんだか 夏の怪談を聞いているようで 背筋が寒くなった。ポヌさんの目は なにか違うものを 見てる感じだったから。。。

それにしても 一体なんなんだろう・・・。

と 話しがそれてしまったけど ブードゥーでなくとも きっと ゾマホンさんのことを こころよく思ってない人は 残念ながら いるのだと思う。。 人間の嫉妬というものは ほんとうに 怖ろしい。

でも 周りの人が ボディーガードを雇ったほうがいいとアドバイスしても

ゾマホンさんは いつも 「正しいことをしていれば 神様やご先祖様が守ってくれる」 と 言うらしい。 だから ゾマホンさんは いつも神様やご先祖様に 恥じない正しい生き方をしているのだろう。

2006年12月30日 ヤクトさんのガリ農場

THE キャッサバ今日は Bクラスのヤクトさんの農場見学。 ヤクトさんは 小さなレストランも経営していますが 1年前に ガリの生産も始めました。 奥さんも 新しいクラスで 日本語を勉強しています。

ガリは ベナンの人の主食の1つで、キャッサバからできています。 時々 ジャパンハウスの食卓にも並びます。最初食べたときは ちょっとスッパイおがくずを食べているようで 私はちょっと・・・・(苦手)でしたが 先日 ヤクトさんのガリを食べたら とても 香ばしくておいしいと感じました。 色々な 食べ方がありますが よく見かけるのが このガリに 水と砂糖(お好みでミルク)を入れて スープのようにする食べ方。あとは 火にかけて少し練って わらび餅のように固めてから食べる食べ方。

ヤクトさんのガリこのキャッサバから タピオカも作るのですが タピオカは少し値段が高く 需要が少ないので ヤクトさんは 作ってないそうです。 よく キャッサバの名前は 耳にしますが 実際見るのは初めて。サツマイモの様かと思っていたら ぜんぜん違いました。

どちらかというと 細いサトウキビの下に芋ができるといった感じです。。 約1年で180cm ぐらいの木になるそうです。1年未満のキャッサバは 香りがなくて おいしくないそうです。 ガリの作り方は まずキャッサバの皮をむいて 機械でつぶします。そのあと 水を搾り出して(これが結構ちからのいる仕事)1日太陽に干します。 次に ザルにかけて細かくします。それから それを焦げないように手でかき混ぜながら炒ります。これで ガリのできあがり!炒りたてのガリは 温かくて香ばしくておいしかったです。 将来は このガリを 外国にも売りたいと言っていました。 今日の夕食は 頂いたキャッサバの フルコースでした☆

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