2月後半 : お便り

2007年2月16日いろいろ

今日は色々なことがあった。
まずかばんを盗られたこと。

カメラ電話 MP3 パスポート大切なもの全部。

ポヌさんやアバロさんは警察にいったり電話代を貸してくれたりと助けてくれた。

そして夜は教会に。
成田さんのおばあさんにみんなでお祈りをした。

教会の後もういちどジャパンハウスで
おばあさんのためにみんなで歌を歌ってくれた。

今日集まってくれたみんなを教室の前から見ながら
「今日は悪い人にも会ったけどベナンでこうやって
やさしくていい人たちに出会えてよかった」と思った。

2007年2月17日裏事情☆

昨日かばんを盗られたので授業後警察に行く。
アバロさんポヌさんトーハさんがいっしょに行ってくれた。

副所長さんが何か話しているけれど私はフランス語が
さっぱり分からない。何といっているのですか？と聞いたら、
「今回のことはとても残念ですがどうかベナンの人が
　みんな悪い人だと思わないでください…」と。

今回のことは私の不注意でみんなに迷惑をかけてしまったのでとても申し訳なくすこし自己嫌悪だったけど
副所長さんがこう言ってくれてとても救われた。
「こちらこそ不注意で迷惑をかけてすみません」と素直に言えた。

カードを止めるために日本のカード会社に電話をかけたが、
いかにも「あなたの不注意なんでしょ」といった対応をされて少し悲しかった。。。
だからよけいに所長さんの言葉がうれしかった。ありがとう所長さん。

警察の後アバロさんトーハさんが、ミセボ（かばんを盗られた場所）で
もう一度調べてくれることになった。
トーハさんは新聞記者。とても頼りになる3児のお父さん。
アバロさんも顔が広い。ミセボの友達と連携をとって探してくれているようだ。

アバロさんとその友達につれられて路地裏に入ると、2人の若者がいて
どうやらその若者達が何かを知っている様子。
私のことを指差しながらアバロさんがその若者に状況を説明している。

後で「あの若者は誰なんですか」と聞いたら。
「彼のお兄さんは誰がどろぼうをして、何を盗ったか大体知っています」と。。。
かれはいわゆるミセボのボスの弟？？映画の中の話みたい。

結局詳しいことは分からなかったけどトーハさんは現場となった
靴屋のオーナーの住所と名前を聞き出してくれて警察に行ってくれた。
私はすっかりあきらめていただけにみんなの気持ちがとてもうれしかった。

盗まれたことはとてもショックだったけど嬉しいこともたくさんあった。
それにしても世の中には本当に「裏事情」というのがあるんだな～。

2007年2月22日ポヌさんの誕生日

今日はポヌさんの26歳の誕生日☆
ちらしずしおにぎりケーキクッキーを作る。
みんなジャパンハウスに集まってくれてたのしく過ごした♪

お誕生日会に途中から顔を出したコフィさんの頭にチョークのような
粉がついてたので「汚れてますよ～」って手で拭いてあげた。
そしたら誰かが「教会ですー」と言ったので「あっ！」と思い出した。
そういえば今日の朝成田さんと話してたんだ。
今日は「灰の水曜日」といって教会でおでこに神聖な灰をつけてもらう日らしい。
そして今日から１ケ月はつつましい生活をするのだそうだ。
（食事を軽くして恋人と会うのも週一回ぐらいにするなどなど）

そんな大切な灰とは知らず拭き取ってしまった…。
となりにいたガンセウンさんは大ウケ♪
コフィさんごめんなさい～。