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お便り 50 - 6月前半
山下先生 編
6月1日(月)「近くて遠い裏の長屋」
ジャパンハウスの裏には廃墟の長屋があるんですが、その隣には人が住んでいる長屋がありま す。屋上でいつものように佇んでいたら、裏から子供たちの声が。見にいくと子供たちが「ヨボ、ヨボ」と手を振ります。こちらも手を振りあいさつしていた ら、彼ら歌を歌ってくれました。とてもよかったので拍手したら、今度は歌だけではなく踊りも披露してくれました。とても上手なのでまた拍手。何曲か踊って くれて、「フィニ(フランス語で「終わり」)」
距離にすれば数メートルなんですが、彼らのうちに行くにはぐる〜っと回って5分くらいの距離。「近くて遠い」裏の長屋の子供たち、なかなか遊ぶ機会がありませんが、今度遊びに行くね!
6月2日(火)「お母さん、大丈夫?」
お母さん(フィロミンさん)と一緒にトフォに行っていた鬼頭先生、きのうの夜クラス(Mクラス)が終わる前に帰ってきました。トフォの感想を聞くと、「大変だった」何が大変だったのか聞くと、「お母さん」
どうやらお母さん、マラリアだったらしい。教会に着いてお祈りした後、目がうつろでぐったりしていたそうです。夜はトフォの病院を探し、そこで診てもらったとのこと。何とか帰ってきましたが、その後が心配です。
私たちのことはよく気にかけてくれて、ちょっとの腹痛でも「どうして言いませんでしたか」と心配してくれる「お母さん」ですが、自分のことは何も言ってくれないんだから。
6月3日(水)「蚊」
朝からいい天気。気分良く部屋でパソコン作業していたら1匹の蚊。目の前をうろついています。こうなると蚊が気になってどうしようもありません。もう早く殺したい、どこかに止まってくれと思っていたら、手の甲に止まりました。慎重に狙いを定め「パシッ!」やった、仕留めた!と思ったら蚊の姿はなく、また目の前をうろうろ。「あ〜、ホントうざったいなあ〜」と思っていると今度は二の腕に止まりました。思いっきり蚊のいるあたりをたたくと蚊の残骸とともに真っ赤な血。「よくもまあこれだけの血を吸ってくれたなあ」と手のひらににじんだ血と蚊の亡骸をまじまじと見つめました。その後パソコン作業に専念できたのは言うまでもありません。
日本もそろそろ蚊の季節ですね。日本の蚊はすぐに退治できたのですが、ベナンの「すばしっこい」蚊にはてこずっています。
6月4日(木)「ただいま脱皮中」
私ただいま脱皮中です。屋上で佇みながら皮を少しずつ少しずつ。むけそうなところを探して「ビリビリ」と。日差しが強い中にいるせいか、「おでこ」の皮がむけてきました。小中学校の時は海水浴なんかに行って、よく背中が焼けて両親にむいてもらったもんですが、おでこの皮というのは初めてだなあ。でも手が届くから自分でむけて楽しいなあ♪
でも後で鏡を見たら、むけたところとむけていないところがまだら模様になって汚かった…早く全部むけないかなあ。
6月5日(金)「もう住むの?」
今朝も朝食は近所のパン工房のパン。「今日もいつものところで食べよう」と屋上へ行くと、ジャパンハウスの前に見慣れない店が。食べながら様子をうかがっていると、どうやらサンドイッチ屋のようです。客が来るたびにパンを切ってその中に何かを塗っています。フランコ(隣の長屋の男の子)も買って食べていました。今度食べてみようかなあ。
今日は買い物の日。午前中買い物に出かけ、帰ってきて昼食を食べた後屋上へ上がると、まだ完成したとは思えない向かいの建築現場に家財道具らしきものが運ばれてきます。
しかも、そのほとんどは外に置きっぱなしです。しかも、住人らしき人たちもやって来ました。こんな状態でも住むんでしょうか。一方、この家の向かって左側には簡素ながら屋根を作っていました。何か店ができそうな予感です。
6月6日(土)「うっかり八兵衛」
私たちは月初めにその月の食費をベロちゃんに払うんですが、今朝払い忘れていたことに気がつき、領収書代わりの紙を見てビックリ。「あらららら、先月も払ってなかった…」そう、5月分も払い忘れていました。ベロちゃん、ごめんなさい。謝って2カ月分の食費を払いました。ベロちゃんは「先生、大丈夫ですよ」と言ってくれましたが、何度も謝りました。先月の食費どうしたんだろう?でもベロちゃん、普段は物をはっきり言うのに、どうして言わなかったんだろう?
気を遣ったのかなあ。そんなところで気を遣わなくてもいいのに。
6月7日(日)「テストも終盤」
今日はトスさんのSクラスと鬼頭先生のA〜Iクラスと私のOPクラスのテストの日。これが終わると残るテストは来週日曜日のA〜Iクラスのスピーチテストだけです。
特にOPクラスはこのテストの良し悪しでジュニアコースの修了証書がもらえるかどうかが決まる大切なテストです。OPクラスの終了後、夕食を食べ、すぐに採点作業に取りかかりました。結果は…今日テストした生徒は全員良くできていました。私もホッとしました。但し、出席率が足りないサムさん、ブリジットさん、フランクさんは今年渡すことができませんでした。来年もらえるように頑張ってね!
6月8日(月)「ベナンでは一流だけど…」
私の友達が8月に日本からベナンに遊びに来てくれることになり、午後からホテルに予約しに行きました。私たちはフランス語がダメなので、秘書代理のボサさんについて来てもらって。向かったホテルはノボテルとイビス。私たちの生徒のケンドさん(Mクラス)が働いているので、安心して泊まれると思ったからです。2つのホテルは同じ敷地にあります。イビスのフロントに行くとケンドさんは不在のようで、外にあるノボテル、イビス兼用の予約専用の小屋に連れていかれました。そこに行き、ボサさんがドアをノックして開けようとすると、鍵がかかっていました。一緒に来てくれたホテルの人に聞くと、担当者はどこかへ行ってしまったらしいとのこと。すぐに帰ってくるかどうかもわからず、今日は帰ることにしました。
帰ってきたのは大正解。ジャパンハウスにはMクラスのロジトさんとジェラさんが来ていました。ロジトさんは今日わざわざ私にフランス語を教えるために、ジェラさんは図書館の本を返しに来たようです。
ノボテルもイビスもベナンでは一流のホテルですが、ちょっと抜けているところはあるようですね。
6月9日(火)「お土産」
今日は鬼頭先生の帰国時の航空券の確認とお土産を買うために、朝10時ごろ外出しました。私の友達のホテルの予約もです。まずは鬼頭先生の航空券の確認をしに旅行会社へ。どうやらお金を払ったのに払っていないと思われていたらしく、問題は解決したようです。その後、鬼頭先生の帰国の時のお土産を買いにセピアというところへ。ところが、なぜか途中でトーゴ大使館へ。ボサさんにどうしてトーゴの大使館に来たのか聞くと、どうやら私たち、鬼頭先生の帰国前にトーゴへ行くらしい。「寝耳に水」とはこのこと。ベナン以外の国を見られるのは嬉しいけど、鬼頭先生の帰国は6月21日。いつ行くのだろうか。
大使館を出てセピアの土産物屋へ。ここは土産物屋がたくさん集まっているところです。鬼頭先生、最初の店で木彫りの人形をたくさん買おうとしていましたが、あまりいいものがなく、また店はここだけではないので結局少しだけ買って次の店に。私も何軒か見て、ベナンのお母さんのタペストリーに目が留まりました。店のお兄さんに値段を聞くと10,000CFA(約2,000円)と言います。ちょっと高いかなあ、と思い帰ろうとしました。するとお兄さん、電卓を持ち出し「いくらならいいか」と言っているようなので、4,000(約800円)を電卓で打つと、「仕方ないなあ」という表情をしながらうなずきました。あ〜失敗した。もっと安く言えばよかった、と後悔しましたが、「後悔先に立たず」4,000CFAで「お買い上げ」です。
この後鬼頭先生は「今日は見るだけ」作戦に出て、それは結果的には良かったようです。ボサさんの後について片っ端から店に入っていきましたが、目に留まったものを何点か買っただけでした。私のほうは残念なことに再び同じ過ちを繰り返してしまいました。途中で入った店に色鮮やかなアフリカ人女性の絵が描かれた布を売っていました。店員にいくらか聞くと8,000CFAと言うので、半額くらいならいいかなあ、とつい4,000CFAと言ってしまいました。店員はあっさりうなずき、またしても「お買い上げ」交渉ベタな日本人です。でも、私が帰国する時は今日のことを忘れずに買い物したいです。
土産物屋の後はきのうダメだったホテルの予約です。ボサさんがイビスのフロントでケンドさんの所在を聞いてくれましたが、今日も不在の様子。きのう行った小屋に行くと、今日は担当者がいました。料金を聞いてもらうと、イビスは1泊朝食付きで58,000CFA(約11,600円)、ノボテルは1泊89,000CFA(約17,800円)でした。さすがに高い。そこで、イビスのほうを予約しました。手続きを済ますと支払いはイビスのフロントです。予約金1泊分を払って手続きは終了しました。
ジャパンハウスに帰ってくると、向かいの建築現場の横に以前紹介した超簡易食堂(アタ、テビを売る店)が引っ越してきていました。今まで以上に近くなり、買いに行きやすくなりました。
6月10日(水)「今日はベロちゃんの誕生日♪」
そろそろ髪が伸びてきたので「少し早いかなあ」とは思いましたが、今朝は床屋に行ってきました。床屋のお兄さんもすっかり顔なじみになり、誰もいなかったので椅子に座るよう勧められると、バリカンで髪を切り始めました。お兄さん、だいぶ日本人の直毛の扱いにも慣れてきたようで、最初のころに比べると手際が良くなってきたようです。私の髪を切り終えるころ、常連と思しき若者がやってきて2人で話し始めました。程なく私の坊主頭は完成。500CFA(約100円)払って2人に「エダボ」と言うと、2人とも笑いながら応えてくれました。
ところで今日はベロちゃんの誕生日。夕方鬼頭先生とガンヒにケーキを買いに行きました。ガンヒまで来たものの、ドライバーのイレネさん、どこにケーキ屋があるか知らないらしい。鬼頭先生がケーキを売っている店を思い出し、そこに行ってみることに。大きいケーキは値段が高いので、小さいケーキをいくつか買い求めました。ここは時々来る店で、いつもは店員の愛想が良くないのですが、私たちが日本人だと知ったとたん、なぜか急に愛想が良くなりました。中国人と思われていたのかなあ。レジで精算していると、だいたい1つ500CFAぐらいの金額をレジに入力しているんですが、なぜか1つ1500と打っているケーキがあり、どのケーキがそんなに高いのか聞くと、チョコレートのケーキだと言います。そういえば、このチョコレートのケーキ、値札がなかったなあ。ベロちゃんに食べてもらおう。
ジャパンハウスに戻りケーキを冷蔵庫で冷やし、1時間後みんなが暇そうにしているので「ケーキを食べよう!」ということになりました。私たち日本人教師とベロちゃん、秘書代理のボサさん、イレネさんで集まって、ベロちゃんに「どれがいい?このチョコレートのケーキ、高かったんだよ!」とチョコレートのケーキを食べるよう勧めましたが、ケーキ全部を指差します。「ベロちゃん、全部食べたいんだ」そこでケーキを人数分包丁で切り分けましたが、ただでさえ小さいケーキがさらに小さくなって、中にはぐちゃぐちゃになってしまったものも。ハッピバースデーの歌をうたい、みんなと食べようとしたところに、ベロちゃんの妹が来てみんなで少しずつ食べました。久々のケーキで私は嬉しかったんですが、甘いもの嫌いの鬼頭先生には辛かったようです。
ベロちゃん、誕生日おめでとう!
6月11日(木)「雨」
今ベナンは大雨季。今朝も4時ごろから雨が降り出しました。雨音に時々混じる雷の音…気が付くといつのまにか眠っていたようです。洗濯物がたまっていたのですが洗濯はあきらめ、ベロちゃんも朝食のパンを買いに行きあぐねている様子。そんな雨も10時過ぎには止み、屋上に上がりあたりの様子を見てみると、ジャパンハウスの3方の道はどこも冠水。ジャパンハウスの正面にある路地も冠水しています。そんな中を、近所の人やゴミ収集のリヤカーが入っていきます。みなさんはこのくらいのことは慣れてしまっているようです。止んだと思った雨がふたたび降り出したので「さあ、また部屋に戻ろう」
6月12日(金)「鬼頭先生の送別会」
今日は鬼頭先生に1年間の感謝を込め、夕方からささやかな送別会をすることにしました。場所は鬼頭先生の希望でビーチ近くのレストランへ。このレストランは確か成田先生に教えていただいたんですが、ビーチに面した屋外にあり金曜日はバンドの生演奏があって前回来たときはとても良かったです。波の音や生演奏に耳を傾け、食事する…しばしベナンにいることを忘れてしまいます。今日も金曜日ですから当然生演奏を期待していたんですが、残念なことに演奏スペース近くのテーブルは全て「予約済」の札が置かれていました。
残念ながら演奏スペースから離れた海に近いテーブルに着くことに。海から吹く風が体中を包み、波の音が心地よく耳にこだまします。「あ〜、気持ちいいなあ」そんな時メニューを見ていたベロちゃんが一言「高いです!」現実に引き戻されました。「ベロちゃん、高いのは知ってて来たんだからいいんだよ」
鬼頭先生はピザ、私はスパゲッティー、ベロちゃんは鶏肉とごはん、イレネさんはバスタを注文、料理の前にみんなでカフェオレを飲みました。ここのコーヒーもインスタントなんですが、温めたミルクを出してくれます。インスタントコーヒーに練乳のカフェオレに慣れた口には、このミルクのカフェオレは新鮮です。
おいしくいただいた後は食事です。みんなの注文したものを少しずつ分けて食べました。値段が値段だけに、それなりにはおいしいのですが、やっぱりこの雰囲気はお金には代えられないものがあります。ただベロちゃんはごはんの量が少なくて少し不満な様子でした。食べ終わってビーチをしばらく眺めた後、店を出ました。店を出る前、バンドの演奏に気付きました。波の音にかき消されて私たちのテーブルまで演奏は届かなかったようです。演奏スペースの周りには来た時と変わらず「予約済」の札が置いてあるテーブル。何と誰も座ってないじゃありませんか。演奏を聴いているのは少し離れた席に座っていたわずか2人だけ。何てもったいないことを…帰り際私たちも2曲だけ聞いてそのレストランを後にしました。
駐車場近くのビーチを少し散歩していると、一瞬強い光を見た後あたりは真っ暗に。どうやら停電のようです。私たちがいたレストランも真っ暗で、かすかに聞こえていた演奏も聞こえなくなりました。「いいタイミングでレストランを出たなあ」と感心しながら急いで車に乗り込みました。
6月13日(土)「ゾマホンさん、すみませんでした…」
昨夜も激しい雷雨であまりよく眠れませんでした。その雨も朝食のころには上がりましたが、どうやらパンを買いにいけなかったようです。後からイレネさんがどこからかパンを調達してきてくれましたが、昨日作ったパンなのか、かなり固かったです。
朝食後、屋上に上がり周囲の水たまりの様子をチェックしましたが、私がベナンに来ていちばんひどいんじゃないかと思うほどでした。水たまりを写真に収めていると(長屋じゃない方の)隣のママが「私たちも撮って」というので何枚か撮ってあげました。
今日の夜はRクラスのクアグさんに誘われて彼女の高校の出し物を見にいくつもりだったのですが、鬼頭先生と「この水たまりじゃねえ」と話し、行かないことに決めました。
ところが今日は1日天気が良く、夕方頃鬼頭先生が「夜は何もすることがなく退屈なので(出し物を)見にいきませんか」というので、同じく退屈していた私は「車さえ問題なければいいんですが…」と答えました。イレネさんに聞くと「問題ない」ということで、急遽見にいくことになりました。場所はフランス文化センター、ここから車で20分弱のところにあります。車に乗り込み、大きい水たまりもクリアしてしばらく行ったところで鬼頭先生が「あっ、ゾマホンさんに言い忘れちゃった」そう、私たちは夜間の外出時は日本のゾマホンさんに連絡しなければいけないんです。ここまで来ると見たい気持ちが強くなっていて、結局ゾマホンさんに連絡することなくフランス文化センターに到着。ベロちゃんがクアグさんに連絡してくれて駐車場で待ち合わせということになったようなんですが、開始時間の20時近くなってもクアグさんの姿は見えません。ベロちゃんに「中に入りませんか」と聞くと、一緒に建物の中に入ってくれて受付で私たちだけ先にお金を払い、会場に入りました。朝の雨の影響か、聞いていた時間より30分遅れて始まりました。始まった後もベロちゃんたちのことが気になりましたが、屋外の会場は薄暗く、周囲が見える状況ではありませんでした。
出し物の内容はミュージカルとまではいきませんが、ショートストーリーの中に歌と踊りを採り入れたもののようでした。子供たちの踊りですからそんなに上手じゃありませんでしたが、日本の幼稚園のお遊戯会と学校の学芸会を足したようなものでした。22時半ごろ終了。ベロちゃんたちの姿は見当たらず、会場を後に。出口のところでクアグさんに会いました。彼女の友達を紹介してもらい、簡単にあいさつして別れました。駐車場にはイレネさん1人。ベロちゃんはジャパンハウスに戻ったようでした。急いで戻るとベロちゃん、ゾマホンさんから電話が来たことを私たちに話しました。彼女の様子からして、かなり怒られたんじゃないかなあ。やっぱり、悪いことはできませんね。
ゾマホンさん、すみませんでした。そして、ベロちゃん、ごめんなさい。
6月14日(日)「スピーチテスト」
昨夜も嵐のような雨で、玄関に置いておいたサンダルもびしょびしょになっていました。朝には雨も上がり、屋上に上がってみると椅子がないことに気が付きました。「もしや…」と思い下を見ると、何と垣根の上に転落していました。この椅子、そんなに軽くないんだけどなあ。
今日は15時半から今ターム(学期)最後、そして鬼頭先生最後のクラス、A〜Iクラスのスピーチテストの日です。鬼頭先生も私もみんな何を話すのか楽しみだったんですが、その内容は…
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トスさん「世界の中のベナン」
ベナンについていろいろ調べて話してくれましたが、世界のほかの国との比較はなくタイトルに「世界の」を付けた意味がありませんでした。 -
バクミナさん「日本の生活」
スピーチの中で「新しいもの」ということで、日本の信号の音、トイレの(水を流す)音、お風呂、コンビニを紹介しましたが、「新しいもの」じゃなくて「不思議なもの」といった方がよかったのかなあ。 -
ボサさん「ベナンの医者と看護婦の団体の問題」
テーマが難しすぎて、難しい言葉がたくさん出てきました。頑張って調べたようですがほかの生徒の質問に答えることができませんでした。 -
セポンさん「ベナンで出稼ぎすること」
世界やベナンの出稼ぎの歴史を紹介。文法的な間違いが多かったんですが、一生懸命伝えようとする姿とスピーチの中に主張が込められていてよかったです。 -
アムスさん「大豆について」
ベナンでの大豆栽培の歴史や大豆の種類、その栄養価などを紹介。「大豆は体にいいから食べた方がいい」という主張の後、なぜか豆腐の作り方を紹介して終了。もう少し文の構成を考えれば… -
ココさん「国際金融危機」
テーマが難しいのでボサさん同様難しい言葉がたくさん出てきました。既習の文法項目をよく使いこなしていましたが、難しすぎたかなあ。
みなさん、とても良く調べて文章にしてくれましたが、鬼頭先生と私の感想は「みんな何を伝えたいのか」という主張や考えはほとんどなかった、ということです。「レポート」だったらとてもよく書けていると思うんですが、スピーチは慣れていないせいか、その意味を勘違いしてしまったのかもしれません。でも、次回はきっといいものができるんじゃないかと期待できそうです。
6月15日(月)「寺嶋さん、お帰りなさい」
昼頃外で子供達と一緒にいると、カフェテリアの方から見慣れた男性が1人歩いてきます。かつてのドライバー、フィルメンさんでした。「久しぶり、お元気ですか」とあいさつ。見るからに元気そうでよかった。「友達にあいさつします」といって近所の家を回っていました。
その後、部屋で修了証書を渡す生徒の名前を書いていると、玄関から聞き慣れた声。声の主は寺嶋さんでした。パラクで農業を営んでいるバトコさんの家で1ヶ月間生活して、今日ジャパンハウスに帰ってきました。リビングであいさつ。少し疲れたようでしたが、無事帰ってきて何よりでした。パラクではいろいろあったようですが…