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NPO法人IFE

 イベント・セミナー主催

IFE感謝祭 2007

2007年12月23日(日)、普段お世話になっている皆様に心からの感謝をするべく、しんじゅく多文化共生プラザにて“IFE感謝祭”を開催致しました。現地にある“たけし日本語学校”で学び、日本に留学する事ができた5名の全ベナン人留学生が集い、皆様に感謝の意を表しました。

会場には多くの方々にお越し頂き、差し入れも沢山頂きました。この場をお借りして,心より感謝致します。有難うございました。感謝祭にお越し下さった皆様に一言ずつ自己紹介を頂き、親睦を図る事ができました。今回の感謝祭で、皆様に感謝の気持ちを表したかったのですが、逆に皆様から大きな力を頂く事ができた感謝祭でした。

感謝祭の様子3感謝祭の様子

ここで、今回お越しになれなかった皆様に、IFEが胸を張って自慢できる、全5名のベナン人留学生を紹介致します。

ゾマホン・ジャンエード “ベナン人として日本への国費留学生第一号”

  • 山形大学 理工学研究科 情報科学専攻 2005年10月来日

ゾマホン・ジャンエード彼は現地のアボメ・カラビ大学で情報科学を学び、現地でのコンピューター通信技術の普及を志しております。いかにしてベナンでコンピューターを普及させる事が出来るかを日々考えております。ベナンから日本の国費で来た留学生の第一号で、彼の頑張りが無ければ、その後のベナン人留学生が来日することは出来ませんでした。

ポヌ・ジョゼアーニ “祖国の環境問題を危惧する数学・物理の高校教師”

  • 立教女学院 短期留学 2004年11月来日
  • 共立女子大学 短期留学 2007年9月再来日

ポヌ・ジョゼアーニ彼女は、現地で数学・物理の高校教師をしながら、日本語学校に通い続けておりました。

以前、立教女学院様のご好意で、短期留学をさせて頂いた折、社会見学で日本のゴミ処理場を見学致しました。そこでゴミをエネルギーに変えるアイデアに驚き、祖国ベナンの環境問題の解決策として、この技術を学ぶ決心を致しました。帰国後も日本への再留学を目指して日本語をより熱心に学び、ゾマホンの現地秘書、日本語学校の運営にも携わりました。現在、共立女子大学様のご好意で短期留学に招かれて勉強をしながら、ゴミのエネルギー化を研究する大学を探しております。

オボスー・コチョレ・エチェン “有機農法・薬草の勉強に立ち上がった神父さん”

  • アジア学院 有機農法 2006年来日
  • 早稲田外語専門学校 日本語学校 2007年10月来日
  • 2008年4月より横浜薬科大学入学予定

オボスー・コチョレ・エチェン彼は神父として、ベナン人のより良い生活の為に活動しおります。

仕事上、毎日現地の方々の相談にのっております。しかし、薬が入手出来ないために目の前で次々に亡くなっていく人々に接し、救える命を救うべく薬草の勉強を志しました。

たけし日本語学校で日本語を学び、来日して栃木県のアジア学園にて有機農法を学び、来年から、横浜薬科大学にて薬学を学びます。

薬学を修めた後は必ず現地に帰り、IFE農園にて薬草を栽培しながら薬を作り、ベナンの薬学の礎を作ります。

オルー・マティロ・オーガスティン “ベナン共和国公務員の国費留学生第一号”

  • 2007年10月来日 信州大学 理学部 物質循環学科

オルー・マティロ・オーガスティン彼は公務員として、森林・動物保護活動に従事しておりました。

ベナンでは、エネルギー源としての木炭の需要が高く、森林の過度の伐採による環境変化が問題になっております。彼はその事に危機感を覚え、森林保護の研究をするべく、日本への留学を決意致しました。そして日本語学校が開校した2003年9月より第1期生として日本語の勉強を始め、ようやく念願が叶い、来日を果たしました。

大学院卒業後は、必ず現地に帰り、ベナンの環境保護に指導的立場で寄与致します。

アトケ・ロマリク “将来のベナン建築を背負うジェントルマン”

  • 文化外国語専門学校 2007年4月来日

アトケ・ロマリク彼はガーナの専門学校にて英語を学び、ベナンに帰国してベナンの建築会社にて働いておりました。日本の建築技術に興味を持ち、国費留学の試験を受け、見事合格致しました。

日本語の勉強が終了した後、建築の専門学校に入り、日本の建築技術を学びます。そして祖国ベナンに、日本の高度な建築技術を伝えます。


以降も、彼らのような、祖国ベナンの発展を心から願う国士を日本に招いていきたいと考えております。今までIFEを支えて下さった皆様に心より感謝しますと共に、今後も変わらず、IFEの活動にご理解頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。

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