第2回 アフリカから学ぼうセミナー
2006年度 NPO法人IFE活動報告・2007年度活動計画!
2007年4月15日(日)午後1時から、NPO法人IFE主催、在日本ベナン共和国大使館後援で、「第2回アフリカから学ぼうセミナー」が開催されました。
セミナーは以下のような内容でした。
ゾマホンの講演(要約)
- お金や物の援助だけではアフリカの問題は解決しない。人的教育が最も必要である。
- 文化交流をもとに、相互理解を深めることが大切。
- 皆様は政府でも出来ないことが必ず出来る。それだけの価値がある。
- 留学生は日本で勉強したら必ず国に帰らせる。
- 日本人はもっとアフリカのことを知らなければならない。
- アフリカ諸国が欲しいのは技術である。
留学生3名からの話
ジャンエードさんのお話(要約)
皆さんこんにちは。2005年10月に日本に来ることが出来ました。山形大学大学院工学部情報科学専攻です。1年半日本に住んでいます。
ベナンには、いろんな問題があります。日本は先進国で、日本の経験から学んでベナンを発展させたいので、アメリカではなくフランスではなく日本を選びました。
日本語はゾマホンさんが建てたIFE財団の日本語学校で1年半勉強しました。小橋先生、大島先生から日本語を学びました。
オボスーさんの話(要約)
- 健康的食事の大切さ
- ベナンの一般庶民にとって薬を得ることは難しい。
- 病院の機械の故障で亡くなる人が多くいる。
- ベナン農業の悪循環について
アトケさんのお話(要約)
ゾマホンさんが建てたIFE財団の日本語学校で週3時間日本語を勉強していました。
ゾマホンさんに感謝しています。これから3年間日本に滞在して、最初1年は日本語を勉強し、残り2年は建築を、国費留学生として勉強します。日本に来る前に建築を3年間勉強しました。日本にはいろいろな建物がありますが、その建築技術を学んでベナンに持って帰りたいと思っています
さっきオボスーさんが病院の話をしましたが、建築家がいないと病院も建ちません。日本が好きで、東京での生活が楽しみです。
在日本ベナン共和国大使館 ダルメイダ代理大使のお話(要約)
IFEとの友好関係は大事なものであり、何か偉大なことをするには、難しいのは成功すること。IFEは多くの困難を乗り越えてきた。「魚を欲しがる友には魚の捕り方を!」という考えは、継続的なベナンの発展につながる。教育は、とても基本的な開発の要素。
平成19年度 NPO法人IFE 総会
IFEの総会では、平成18年度の活動・財務報告および、平成19年度の活動計画の発表などが行われました。詳細は下方の「関連ファイル」項の「総会要旨」および「総会資料」をご参照下さい。
参加者からの声
- NPO法人IFEの活動内容が理解できた。
- アフリカ諸国の現状が少しでも知ることができた。
- お金や物ではなく人的教育や技術が必要だということは考えさせられた。
- 次回は、ベナンにおける女性の社会的立場、生活、地位、仕事などについて学びたい。
- 日本とアフリカ諸国の間には多くの壁があることがわかった.