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NPO法人IFE

旅行道

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旅に出られない時・旅に出るまで時間がある時 〜その3〜

「(身分的に)まだ旅に出られる状態ではない」
「次の長めの休みまで半年以上ある」
「もう少しお金をためないと海外旅行には行けない」
といった上の 3つの条件に一つでも当てはまった場合、どういう心構えを、あるいは準備をしておくべきか。3回目の今回は、「語学の勉強をする」というテーマ話を進める。

添乗員同行のツアーだったり、ソウルや台北に行くくらいなら、日本語で旅行することも不可能ではないだろう。ただ、あいさつやお礼を言うことくらいは現地語でするのがマナーであると思う。

語学の勉強と言っても、何も語学教室に行ったり、NHKのラジオ講座を真剣に聞くことを言っているのではない。市販の語学教材で、挨拶や数字、買い物時に使えそうな表現をいくつか覚えるだけでも良いのだ。できればCD付きの教材を買って、ひたすら真似するのがいい。アルファベットや文字の読み方を書いたカタカナをそのまま読んでも、通じないことが結構あるからだ。

面白い教材として、情報センター出版局が出版している『旅の指さし会話帳』シリーズがある。CDは付いておらず、また全ての国や地域を網羅しているわけではない。しかし、絵がすごくわかりやすく、タイトル通り絵を指さすだけで現地の人からきちんとした答えが返ってくるのだ。最近はスマートフォンのアプリでダウンロードすることができるようになった。スマートフォンのものは、絵を押せば、音声が出るのものになっている。おまけに書籍版よりも安い。CD付きの教材と遜色ないので、スマートフォンのアプリも一考だ。

もちろん、英語も重要だ。現地語が出来なくても、中学卒業程度の英語で、知らない語を辞書で探せば、買い物くらいはできる。だが、挨拶くらいは現地語でしてほしい。以前のこのブログで、以下のように書いた。

「英語圏以外では、当然英語がわからない人がいる。だから、現地語で(それも現地の人の発音をきれいに真似て)あいさつすると、すごく喜ばれる。英語だと、人によっては「話せて当然」という態度で接してくるが、英語以外の言語は喜んでくれることが非常に多い。それは、アジアやアフリカの民族語に限らず、ヨーロッパの英語圏以外でもあてはまる。喜んでもらえれば、思わぬサービスだってしてもらえることもあるのだ。」

サービス目当てと言うわけではないが、喜んでもらってマイナスになることはまずない。とにかく真似て、いざ現地に行ったときに、多くの人に喜んでもらおう。その方が、旅は間違いなく楽しくなる。

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