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NPO法人IFE

旅行道

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旅に出られない時・旅に出るまで時間がある時 〜その2〜

「(身分的に)まだ旅に出られる状態ではない」
「次の長めの休みまで半年以上ある」
「もう少しお金をためないと海外旅行には行けない」
といった上の 3つの条件に一つでも当てはまった場合、どういう心構えを、あるいは準備をしておくべきか。2回目の今回は、「必要な物を準備しながらお金をためる」というテーマ話を進める。

当然、旅には資金が必要だ。社会人なら旅行できる期間が制約されることが多いから、割高な金額を覚悟しておかなければならない。学生の場合、多くは資金が潤沢にあるわけではないが、比較的時間の融通がきく。安い時期に旅行に行くことはできるが、それでもある程度の資金は必要だ。

そして、旅費以外にも、必要な物を準備しなければならない。

ところで、必要なものとは何があるのだろうか。

まず大事な物はパスポートだ。これは言うまでもなく必需品だ。パスポートが無い人はまず取得することだ。パスポートを持っていても、有効期限が1年未満の場合、すぐに更新した方がよい。国によっては、6ヶ月以上の残存期間があることを入国の条件にしているからである。

他に何があるか。大事なのはカバンである。1都市のみの滞在であれば、スーツケースでそれほど問題は無い。しかし、周遊型の旅行の場合は、登山用のバックパックの方が便利だ。要は、スーツケースをゴロゴロ引いて動ける旅行か、バックパックの方が動きやすいかの問題だ。しっかりしたものを選ぶのであれば、スーツケースもバックパックも 2〜3万円くらいする。出発直前になってあわてて買うよりも、特売品やセール期間を狙うなどをすれば、低予算で大事なカバンを買うことが出来るのだ。

アフリカや一部の南米に行く場合は、黄熱病の予防接種も必要だ。黄熱病の予防接種は、各検疫所で予約制になっているのだが、この予約がなかなか取れない場合がある。そのうえ、接種から10日後から有効であるため、出発前日などに接種するのは危険なのである。さらに、黄熱病の予防接種の接種後1ヶ月間は、他の予防接種を接種することが出来ないのだ。幸い(?)、黄熱病の予防接種は10年間有効なので、出発のかなり前の段階で接種しても問題は無い。アフリカや南米の一部に行く場合は、まず予防接種をすることから準備を始めてみるのも一考だ。

その他必要な物は、各個人によって違うだろう。ただ、ここで注意しておくことは、「お金(トラベラーズチェックやクレジットカード類を含む)、パスポートなどの公的書類、常備薬の3点以外は、ほぼ現地調達が可能」なのである。つまり、これら3点以外は日本から持っていかなくても現地で買えば何とかなることが多いのである。荷物が少ないということは、当然ながら持っていくものが少ないことであり、新たに買う必要は無いのである。少ない荷物を目指して準備をし、どうしても必要なもの以外は買わず、旅の予算として貯金しておこう。

間違っても、「あれば便利かも」と思って購入しないように。旅の性質上、必要性が高いものならともかく、使うかどうかが不明な物は、安くてもムダな出費になる。こういうところでお金を使うより、旅先で安いお菓子の一つでも食べた方が絶対にいい。

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