本文へジャンプする

NPO法人IFE

旅行道

Published on

おトクな船の旅(2)

おトクな船の旅は他にもある。阪九フェリーは、大阪・泉大津港と北九州・新門司港、神戸港と北九州・新門司港の 2航路を運行している。どちらも夜行便のため、各港の出発は夜、到着は翌朝だ。

瀬戸内の航路のため、高速道路が大きなライバルだ。数年前のガソリン価格の高騰、高速道路の大幅割引などで減便も行われたが、いろいろなサービスを提供して顧客を集めている。

阪九フェリーのおトクなプラン「ヴィーナストラベル」から確認することができる。

関西からだと、マイカーやバイク利用の大幅割引の往復プランや、JRのオレンジカード3,000円分がセットになった 1万円で関西—福岡を往復できるプラン(人のみ)などがある。

九州からだと、ユニバーサルスタジオジャパンのスタジオ・パスがセットになった往復プラン、京都観光ができ、関西の私鉄も利用できる券がついた往復乗船券のセットなどがある。いずれも料金は 1万円前後だ。

以上のような個人プランに限らず、団体ツアーも企画されている。関西、または九州の名所を船中 2泊、もしくは船中 2泊+現地 1泊の旅程で巡るものがほとんどだ。

どのプランも14日前までの予約が必須だが、上手に使えばかなりおトクに旅ができるのだ。また、追加料金で部屋のグレードを上げることができるので、より快適な船旅を演出することもできる。

なお、大阪南港—北九州・新門司港を結ぶ「名門大洋フェリー」も、阪九フェリーのようなタイプの往復割引のプランや団体旅行を企画している。船内の設備、港へのアクセス、好みのプランなどをよく見て、気に入ったものがあれば利用してみよう。

関西—九州間は、新幹線、航空機、バスなど多様な選択肢がある。しかし、値段が比較的安く、居住性の高い乗り物は船だ。とにかく横になるスペースが必ずあり、追加料金で個室を確保することができる。船内に風呂やレストランがあり、ゲームコーナーやカラオケルームも船内にはある。天気が良ければ、星空を眺めることも可能だ。夜行便といえども時間はかかるし、港へのアクセスも便利とは言えないかもしれない。だが、うまく使いこなすことができれば、ほかのどの交通手段よりもおトクで快適に旅することができる。

1 コメント

貴重な知識や面白い経験がいっぱいなので、勉強になりました。
次の記事を楽しみにしております。

コメントする

※管理者が承認したコメントのみ表示されます。

コメント投稿フォーム

« 前の記事 | 次の記事 »

ページトップへ戻る

サイトマップ