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NPO法人IFE

旅行道

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旅行の荷物をどうするか

旅をするうえで、荷物をどうするかは大きな問題の一つである。ただ、できるだけ少ない、軽い状態にしておくことが望ましい。それはなぜか。答えは簡単で、少なく、軽いほうが、身軽で動きやすく、疲れがたまりにくいからである。ではどうすれば、荷物を少なく軽くできるのか。

コツは、「貴重品、医薬品等、その他自分の業務に必要なものの3種以外は、全て現地で調達する」ようにするのだ。あとはせいぜい、最小限の替えの衣類くらいだ。

1つ目の「貴重品」は、パスポート、現金、TC(トラベラーズチェック)、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)、海外旅行保険の保険証書など、紛失すると旅行ができなくなる、あるいは不便をきたすものである。これは現地で調達のしようがないので、減らしようがない。現金も、不測の事態に備えて多めに持っていく方が安心である。

2つ目の「医薬品等」は、薬や絆創膏、生理用品、歯ブラシ、カミソリ、シャンプー類などである。これらは現地で購入することもできないわけではない。しかし、薬を買うには処方箋が必要だったり、言語ができなければ用法・用量がわからない場合がある。場合によっては、かえって体調を悪化することがある。そのため、日本で使い慣れたものを持っていく方がいいのである。また、マラリア流行地域に行く場合は、蚊取り線香を持っていくことも有効である。日本製の方が、現地のものより効き目はよい。さらに、歯ブラシやカミソリも、日本から持っていたっ方がいい。高級ホテルでも置かれておらず、都市においても、自分に合ったものを探すのはやや難しいからである。シャンプーやリンス類も、人によっては日本のものでないと髪を傷めてしまう場合がある。不安な人は、旅行日数分を詰め替えて持っていくのも手である。

3つ目の「その他自分に必要なもの」とは、渡航目的によっては必ず必要になる荷物である。例えば、ビジネスに必要なパソコンやスーツであったり、学術調査に必要な調査用具であったりするかもしれない。これらを減らすわけにもいかない。

つまり、ここまで述べた3つのもの以外は、全て現地で調達することも可能なのである。服やサンダルが必要になれば、現地で買えばいい。お菓子だって、アジアや北アフリカで製造されたお菓子が豊富に売られている。文房具も、日本で売られてるものより質の悪いものが多いが、問題なく使うことができる。電化製品や電池だって、決して安いわけではないが、購入することもできるのだ。日本食が食べたくなれば、中華レストランに行けばいい。完全な日本食は無理だが、それでもアジアの味にたどり着けるのである。都市部でないと調達には不便かもしれないが、お金さえあれば、かなりのものは手に入るのである。

大切なのは、「何が不要なのか」という視点。行きのかばんはスペースをたっぷり空け、帰りには、その余ったスペースにお土産をたくさん詰め込んだ方がいい。ただし、飛行機の重量制限には引っ掛からないように。

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