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NPO法人IFE

旅行道

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日本からアフリカへのフライト(01)

アフリカ(※1)へ行くには、当然ながら飛行機を使う。しかし、日本からの直行便は現在は無く、どこかで乗り継がなければならない。では、日本からアフリカへは、どのような航空会社が就航し、どこを経由すればいいのだろうか。

最も便利なのは、エミレーツ航空である。関空、もしくは成田を夜に出発し、早朝にアラブ首長国連邦のドバイに到着する。ドバイからは数時間以内の乗り継ぎで、アフリカ各都市へは出発翌日の日中に到着するダイヤが組まれている。就航都市は、アクラ(ガーナ)、アビジャン(コートジボワール)、ラゴス(ナイジェリア)、ダカール(セネガル)、ナイロビ(ケニア)、ダルエスサラーム(タンザニア)カンパラ[空港名はエンテベ](ウガンダ)、アディスアベバ(エチオピア)ヨハネスブルグ、ケープタウン、ダーバン(3つとも南アフリカ共和国)、ルアンダ(アンゴラ)、ポートルイス(モーリシャス)、ビクトリア(セイシェル)である。現地から日本へ帰る際は、ドバイで長時間待つことを余儀なくされる。ただ、ドバイの空港はトランジットホテルがあるうえ、免税店も充実している。また、日本国籍なら、ビザなしでドバイの街を散策することも可能である。帰国便の出発まで時間がたっぷりある時は、上手く時間を使えばよい。

エミレーツ航空と似たようなダイヤ設定にしているのが、カタール航空である。カタール航空も関空、もしくは成田を夜に出発し、早朝にカタールのドーハに到着。数時間以内の乗り継ぎで、日中に目的地に到着できる(一部の便を除く)。就航都市は、ラゴス(ナイジェリア)、ナイロビ(ケニア)、ダルエスサラーム(タンザニア)アディスアベバ(エチオピア)ヨハネスブルグ、ケープタウン(2つとも南アフリカ共和国)、ビクトリア(セイシェル)である。運賃は、カタール航空の方がエミレーツ航空よりは安い傾向にある。

香港まで日系航空会社で行き、香港で南アフリカ航空に乗り、ヨハネスブルグに行くこともできる。南アフリカ航空の場合、南アフリカ共和国内の都市や周辺諸国(ジンバブエ、モザンビーク、ザンビア、ナミビアなど)に行く場合には利便性は最も高いので、これらの都市や地域を訪問する場合は、南アフリカ航空にお世話になる可能性が高いだろう。

他にも、アジア系の航空会社であるマレーシア航空とシンガポール航空が、ヨハネスブルグ、ケープタウンに就航している。また、タイ国際航空がヨハネスブルグに就航している。どれも南アフリカ共和国の都市で、必ずしも毎日便があるわけではない。しかし、南アフリカ共和国、さらにそこから乗り継いで周辺諸国へ行くには、先述の南アフリカ共和国も含めて、運賃やサービスにおいて比較検討ができる状況にある。

なお、ヨハネスブルグ、ナイロビ、ダルエスサラーム、ラゴス、アクラへは、一部欧州系の航空会社(ルフトハンザドイツ航空、KLMオランダ航空、アリタリア航空)が就航している。就航都市は会社により異なるが、オフシーズン以外は料金が比較的高く、乗り継ぎも中東系の航空会社と比べると、良いとは言えない。ただ、ヨーロッパとアフリカをセットで訪問することができるので、ヨーロッパとアフリカを同時に楽しむ場合は、検討してみるとよいだろう。

さて、今回は主に日本人になじみのある国や都市へ就航している航空会社について取り上げた。とにかくアフリカに行きたい、メジャーな所でもいいからアフリカの大地を踏みたい、といった人は、今回の情報が参考になるだろう。しかし、今回紹介していない都市に行く場合は、どうしたらよいのだろうか。ベナンをはじめ、日本人があまり行かないような都市や国には、どういう航空会社を使えばいいのか。これに関しては、次回に紹介する。

※1 ここでのアフリカは、サハラ以南のアフリカ諸国(サブサハラアフリカ諸国)のことを指す。

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