Category "メッセージ" の記事一覧
ここ2、3日北アフリカに位置するリビアが気になる。
ちなみにベナンに行く際には、よくリビア航空(エアーアフリケ)を使用するが、
すこぶるいい航空会社。
最近では、国連総会の演説でカダフィー大佐が国連憲章を投げ捨てるなど、
アメリカを中心としたグローバル化について強烈に批判していた。
ベナンとの仕事をしていて、その時のカダフィー大佐の演説は
とても興味深いものだった。
人権弾圧は決してよくないと思うが、なんか今回のこのデモは
リビアを良く思っていない国がバックで煽っているような気もする。
アフリカで行われている様々な実態が分かってくると、
なんか今の報道を純粋に受け取れないな。
とにかく、いまリビアから目が離せない。
さあ、今日はこれで仕事を終わりにしよ。
「どうやって たけし日本語学校の生徒を育てるか。」そして「どうやってFEELPEACE」プロジェクトを成功させるための人材を育てるか・・・いつも考えていること。
そんな中、昨日剣道していて思った。
剣道とか、茶道とか、いわゆる「道」がつくものは、練習といわず稽古という。
「稽古」と「練習」はどう違うのか???
「稽古」とは「古(いにしえ)」を「稽(かんがえる)」という意味だそうだ。
剣道は昔から変わらない稽古を積み重ねることによって、かつて剣道の体系をつくった
人々の考えを理解していくことなんだ。
やはり、人を育てるためには、歴史(成り立ち)を伝えていくことは大切なんだな。
昔の人は「稽古」という素晴らしい言葉でそれを表現したんだと、感動。
う~ん、たけし日本語学校の生徒にも「歴史」をつたえねば。
現在、特定非営利活動法人IFEは「産業発展プロジェクト(FEELPEACE)フィール・ピースプロジェクトに参加しています。http://www.feelpeace.jp/
その活動で思うことは、人材開発の難しさ。やはり外国人と同じビジョンを共有していくことの難しいこと。
さあ、どうしようか・・・・・そんなことを考えてたらあっという間に2時。
正直、寝ても覚めても、そのことばかり考えている気がする。
ベナンと経済的な関係を結ぶことは、いままでの文化交流より、リアルな損得がでてくるので、
一歩間違えると、信頼関係を損なってしまう危険性がある。
でも、、、、そんな真剣勝負がとても楽しい。
さあ、現地の日本語学校で、どんな人材を開発していこうか。いまが勝負だ!!
いま現在、日本人で日本語教師をされている方は何人いらっしゃるのだろう?
一人でも多くの日本語の先生に、このメッセージが届くといいな。
私たちは、西アフリカ、ベナン共和国で「たけし日本語学校」を運営しています。
アフリカ支援となると、どちらかといえば、アフリカの子供達の支援に向けられることが多いのですが、ゾマホンさんが『ゾマホンのほん』にも書いたように、成人を対象とした「日本語学校」はこれからの日本とベナンのために非常に大事な役割を果たしています。
先月帰国した「花畑牧場研修生」も現地の日本語学校の出身者ですが、日本とベナンの真の交流(文化的・学術的・経済的)をはかるなら、日本語と日本の文化をある程度理解していないと、かなり厳しいです。
現地の日本語学校では学習者から「日本に留学したい」「日本とビジネス関係を築きたい」という
夢を昔からよく聞きました。実際に留学も、日本との経済的な関係も徐々にではありますが、生まれました。
日本語学校を立ち上げた8年前には、想像もできなかった環境が現在できました。
昔は、夢を話すだけでよかった。夢が現実になってきたとき、それぞれの国の人の意見の相違がでてきます。その時に初めて本当の交流が生まれるのではないかと思っています。
私自身も、いまが本当に「たけし日本語学校」を作った真価が問われていると思っています。
日本から様々な交流の芽が生まれました。その芽を大きく育てることができるかどうかは、ベナン人にかかっています。私はそう思っています。
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現在、NPO法人IFEには7名の理事がいます。
もちろんその中にはゾマホンさんも入っています。
私たちIFEは毎月1回、第2土曜日に理事会を開催しています。
その理事会では、先月末までの会計報告やそれぞれのプロジェクトの進捗状況等の報告をします。
また、新たなプロジェクトの審議なども話し合い、費用等の話などはかなり細部にまで渉ります。
その話し合いは、もちろん真剣そのもの。月に1度しか理事は顔あわせしないので、
かなり濃厚な会議になります。
また、各プロジェクトの運営は、理事全員の合意がないと決裁はおりません。
(案件によっては、会議に出席した理事のみでの決裁もあります。)
そして理事全員の総意は、年に一度開催される総会で正会員の皆様の審議事項となります。
こうやって、NPO法人IFEは運営されています。
もちろん理事全員、他の仕事を持ちながらやっているので、
限られた時間の中で、最大効果を出すように努力しています。
写真は昨日の理事会の様子です。
なお、遠方の理事と、現在ベナンにいるゾマホンさんは出席しておりませんが、
ゾマホンさんが日本にいる場合は、必ず出席します。
ボランティアといえども、経営会議そのもの。
会員になってくださっている皆様のためにも理事全員、これからも一層努力します。
なお、会議室を貸してくださっている
株式会社ベストクリエイト(http://www.telfee.jp/)の皆様、
本当にいつもありがとうございます。
いま、東京は雪が降っている。
仕事も終わりそうにないし、今日は帰れないかな~と思ったが、なんとか仕事に目処がついたので、急いで帰宅することにした。
JR中央線で帰宅途中、案の定、雪のために電車がストップした。
線路の切り替えポイントが凍結したためとのことだった。30分以上、電車が動かなかった。
待っている間、雪の中で復旧作業をしている作業員を車内から見ていた。
そういえば、6年前。ちょうどNPO法人IFEを立ち上げたばかりで、NPOなんて今以上にわからなかった時、僕は日雇いで働いていた。
その時、「列車見張り員」を数回経験した。「列車見張り員」とは、線路で作業している作業員に、列車が近づくと、それを知らせる役割の人だ。
6年前、今日みたいに雪が降っている夜、僕は「列車見張り員」をしていた。
同じ見張り員の仲間が数人いて、一人は板前で、自分の店をかまえる資金を蓄えるために働いていた。もう一人は、青森からの出稼ぎで、娘の大学の入学金を払うために働いていた。もう一人は、リストラされた人だった。
夜間作業の休憩時間、僕らは作業小屋がないので、工事車両の陰に隠れ、降りしきる雪から、少しでも身を隠そうとしていた。
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今日、東京は雪が積もりました。
雪をみると、故郷の富山を思い出します。
やっぱり雪はいいな。心があたたまります。
そうそう、東京では既に梅の花が咲いています。
ベナンに滞在中の日本語の先生、このブログ読んでますか?
ベナンの郵便事情がよければ、梅の花を一輪、手紙に入れて
送りたいです。(でも普通郵便だと1ヶ月以上かかるからね。)
今日、アパートの近くを歩くと、雪景色の中から、梅の花の香りが
ありました。
僕は、梅の花が大好きです。
梅の花は寒むい空気を突き抜けて香ります。
その香りは春を運びます。
僕たちの活動も、梅の花のようになればいいな。
そう思った今日でした。
たけし日本語学校の生徒たちは、そのほとんどが日本に留学を
希望しています。
でも、誰でも日本に留学できるわけではありません。
志があり、そして異文化でも適応できる人材を育てなければいけません。
いま、そのための研修プランを現地の日本語の先生たちと
試行錯誤してつくっています。現地の先生方、ありがとう。
人材育成って難しい。でもやりがいがある分野です。
ちなみに現在、今年派遣する日本語教師を募集しています。
ぜひ、多くの方々に応募いただきたいと思っています。
よろしくお願いします。
いま日本時間は夜の0時35分。
ベナンは午後4時35分。
ちょうど今頃夕涼みをしているころかな。
子供達は、学校から帰ってきて、食事のお手伝いをしている
ころだろうな。
2月2日、僕が昼間勤務している会社主催で、
登山家 栗城史多さんの講演会を開催しました。
栗城さんは、無酸素でエベレスト登頂を目指す登山家で、
かつ冒険の共有ということで、登山中の映像を衛星を使って
中継するという、バイタリティ溢れる登山家。僕的には
栗城さんは芸術家に見える。。。
栗城さんの講演を聞くのが、これで3度目。いつも会場スタッフとして
聞いているが、今日もそうだった。
栗城さんは、壇上で「夢」を語られる。
一方、僕はそれを最後列で眺める。
栗城さんはすごい。夢に向かってまっすぐ突き進んでいる。
じゃあ、僕はどうだ?
今日の講演会中、ずっと僕の頭のなかで、そのことを自問自答していた。
僕は、ベナンの活動をもっとしたい。でも1日のほとんどは、生活していくために
時間を使っている。本当にこのままで良いのか?
また、自問自答。
自分の道がまだはっきり見えない。どう生きていけばベストなのか。
いや、一生分からないかも。
でも、自分はどんな風になっても、絶対ベナンの活動は
続けていくだろうな。僕の先には、日本とベナンが対等の立場で
交流している風景が目に浮かぶ。
あ~もう2時だ。いまベナンは18時。
小学校の子供達は、夕飯の準備を手伝っている頃だな。
「たけし日本語学校」は夜の授業が始まるころだな。
栗城史多さんのオフィシャルサイト
http://kurikiyama.jp/
ゾマホンさんは大変だと思う。
何しろ、本当のベナンの問題を洗い出したとき、
そしてそれを日本語で日本人に伝えることは
本当に困難だと思う。
なにしろ日本で当たり前だと思っていることでも、ベナンではそうではないから。
一つの例が「ベナンの農業問題」
先日、花畑牧場さんで1年間農業研修をした
ココさんとセポンさんと話をした。
ベナンの農業のどこが問題か?
ベナンでは肥料はほとんどがヨーロッパからくる。
というか、ヨーロッパの肥料を買わされる。
でも、ヨーロッパで使用されている肥料は、
ヨーロッパの土にあったもので、アフリカの土とは
違う。母国で肥料を作る技術や意識がない。
農薬も同じようにヨーロッパのものを使っている。
化学肥料も使用する。
化学肥料が人体的に悪いものであったとしても、
学校に通っていない農民が多いので、それが「害」だと
いうこともなかなかわからない。
日本で当たり前だと思っていることでも、ベナンではそうではない。
アフリカにおける問題は、そんな簡単に理解できるもの
ではないんだと、つくづく思う。
じゃあ、どうしたらいいの?
「ここが問題で、この問題を解決するためには、この技術が必要。
その知識、技術が学べる日本に行きたい。」と思っている
ベナン人を日本が受入れてあげること。
それが1つできることだと思う。