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お便り 106 - 10月後半
永田先生 編
2011年10月22日(土)雨天決行
わたしは某南米国の砂漠に雨を降らせたことがあるくらい、筋金入りの雨女です。今日はわたしの誕生日。1ヶ月前からみんなに「誕生日当日にパーティーをして!」とお願いしていたので、笠井先生の誕生日パーティーの時のようなサプライズ感はまるでなく、10日ほど前から、スタッフさんや生徒のみなさんの手によって、パーティーの準備は着々と進められていました。
が、誕生日当日。日本だったら、確実に小学生は自宅待機になるんじゃないのかというくらいの大雨・・・。雨が降ると、みんなたけし日本語学校に来ることが本当にできません。それでも数人の生徒さんが来てくれて、夜の授業後、パーティーをしてくれました。将来双子が生まれるようにとケーキはふたつ用意されていましたが、来られる人が少なかったので本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
翌々日、「無駄」という新出語彙を教えている最中、無駄の意味が分かった生徒から、さっそく「一昨日の先生のケーキは無駄でしたー!」と言われてしまい、「いーや!無駄じゃありませーん!無駄は好きじゃありませんから、私がたくさん食べましたぁー!」と必死に自分をかばった切ない一瞬がありました。
そして、ある生徒さんからは誕生日カードをもらいました。たくさん日本語で手紙を書いてくれていて、感動しましたが締めくくりに「きょうがしんねん」と書 いてありました。「今日から新しい1年がはじまりますよ」という意味なのか「謹賀新年」という意味なのか・・・。でも辞書で「恭賀」を調べたところ、「う やうやしく祝うこと」と書いてあったので、正月じゃない、そういう表現もよしとしました。どんな1年になるのかわかりませんが、そんなみんなともう少し頑 張りたいと思う1年です。写真は無駄と言われたケーキたちです。
とはいえみんな、ありがとうございました!
永田